知っておきたい!体にやさしい「日本酒効果」
★お相撲さんの肌がきれいなのは日本酒大好きだから
お相撲さんの肌がつやつやと輝いているのは、ふだんから日本酒をたくさん飲んでいるせい…相撲部屋の力士を対象に、飲んだお酒の種類によって体温がどのように変化するかを調べた研究の結果です。
これによると、日本酒を飲んだ時は他のアルコール飲料の時よりも長い間体温が2度ほど高い状態が続いたのです。
体温が高いということは、皮膚の表面の血液循環がよくなります。この状態が長く続けば、栄養分も体全体に行きわたります。お相撲さんの肌がきれいなのも納得できます。
★こんなにある日本酒のヘルシー効果
1:がん、2:心臓疾患、3:脳血管障害…これはここ10年間の日本人の主な死因ワースト3です。
では、「3大不治の病」はというと、やはり、1:がん、2:糖尿病、3:リューマチが挙げられます。
日本酒や酒粕には、体に有用な機能成分が数多くあり、これらの「国民病」とも言える病気の多くに効力を発揮することが、最近の研究でかなりわかってきました。その一端を列挙すると、
●糖尿病を予防する
●がんを予防・抑制および抵抗力をつける
●狭心症・心筋梗塞などの心臓疾患を予防する
●脳血管疾患を予防する
●高血圧を予防する
●健忘症を予防する
●肝臓病を予防する
●骨粗しょう症を予防する
●アトピー性皮膚炎を予防する
●ストレスを軽減する
●老化を抑制する
●保温・保湿効果、美白効果、あれ肌の予防効果がある
●肥満を防止する
などがあります。
健康を維持するためには、まず適量飲酒が重要であることを示したものに、英国のマーモットによるU字型死亡曲線というデータがあります。これは、禁酒や大量飲酒をする人に比べ、小・中量の飲酒者のほうが、死亡率が低いことを10年間の統計で実証したものです。同様の結果が最近、国内外でも発表されています。
米麹という米の発酵物から有効な成分が溶け出したエキスとも考えられる日本酒には、まだまだ未知の部分が秘められているようです。今後の成果が待たれるところです。
★やっぱり日本酒は「百薬の長」
日本酒の健康効果はほかにもあります。
●抗パーキンソン病(L−DOPA)
●抗鬱病(清酒酵母のS−アデノシルメチオニンの効果)
●精神安定効果(エチル−4−ハイドロキシン酪酸の効果)
●コレステロール低下作用(水不溶性繊維と水可溶性繊維、イノシトールの効果)
●アレルギー抑制(免疫グロブリンの生成のみを抑制するエポキシコハク酸誘導体の効果)
など、研究中もしくはすでに科学的な裏付けのあるものだけでも枚挙に暇がありません。
日本酒の中には数え方にもよりますが、数百種類の成分が含まれているといわれています。働きがわかっているごく一部の成分に、たとえばビタミンB1、B2をはじめとするビタミン類、多くのミネラルがあります。またペプチド(タンパク質の構成成分であるアミノ酸が複数結びついたもの)や必須アミノ酸なども含まれています。
そして、体内で健康維持や老化防止を担う日本酒の働きは、大部分がアミノ酸から成り立っているペプチドの効果ということができます。ペプチドは、米タンパクを麹菌が分解し、アミノ酸になる間にできますが、結局のところ、麹のもつ力ということになります。麹がいかにかけがえのないものであるか、麹菌を使う日本酒は、世界でも比類のないお酒だということがわかります。
「やっぱり日本酒は百薬の長」であることを私たちはもっと認識する必要があるのではないでしょうか。
★日本酒のお風呂で血圧が安定
疲労回復に欠かせないお風呂。これに日本酒を入れて入浴する酒風呂が、体をしっかり温め、血圧の安定にも役立つことが、実験でも確認されています。
普通、健康な男性は、入浴した後20分経つと血圧は平静時の状態に戻ります。ところが、日本酒風呂に入ると、湯上り直後から最小血圧が下がり始め、20分経過しても、安静時より血圧が低い状態が保たれることがわかりました。
ただ、これは37度というぬるめのお湯が効果的です。やり方は簡単。風呂のお湯にコップ2〜3杯の日本酒を加えてかき混ぜるだけ。市販の入浴剤など足元にも及ばない素晴らしい効果を発揮してくれるはずです。
★食べてから飲む、食べながら飲む。「適量飲酒」が大前提
適量・適正を守って飲めば、日本酒は体にいいことは、いまや常識。では、「適量」とか「適正」とは何を指して言うのでしょうか。一般的には、「適正」は節度のある飲み方、「適量」は病気にならないための飲み方と定義することができそうです。
「適量」といっても、世界中に研究データがあり、一概には言えませんが、日本人の場合、
●日本酒なら1〜2合
●ビールなら大ビン1〜2本
●ウイスキーならシングルで3杯程度
が、1日の適量と考えられます。
ただし、これには個人差があり、杓子定規には決められません。前もって自分の飲酒能力を知っておくのも大事なことです。飲酒能力をはかる方法はいろいろですが、例えば呼気法というのが比較的便利です。
これは機械を使って、飲酒後の呼気中のアルコール濃度をはかります。酔う速さと、醒めやすさの組み合わせで、AA、AB、BA、BBの4ランクに分類されます。
自分はお酒に強いと思っていた人が、これをやって、実は醒めにくく案外弱いことがわかったりする例もあるそうです。
アルコールのとりすぎ、例えば、日本酒で5合以上を毎日飲めば、肝機能障害の発生頻度はかなり高くなります。また空腹のままだとお酒は胃からすぐ腸に回ってしまい、酔いが急に回ります。
食べてから、あるいは食べながら、ほどよい量を楽しみながら飲めば、日本酒ほど健康の維持・増進にメリットがある飲み物はそうあるものではありません。
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