松江の銘酒、豊の秋 - 「豊の秋」醸造元 米田酒造株式会社

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蔵人は今

2013年2月のアーカイブ

浮世絵で見る豊の秋

雲州松江の風景 | 2013年2月28日

こんにちは、野田です。
明治29年創業の米田酒造。120年近い蔵の歴史のなかで、今年も変わらず酒造りが続いております。

先日のこと、三代目蔵元に教えていただき、島根県立美術館のエキシビション「風景版画の変容」を観て来ました。
(酒造期にけしからん、と叱られそうですが、仕事のあとの30分だけなのでお許しください)

目当ては川瀬巴水
川瀬巴水(かわせはすい、1883-1957)は大正~昭和時代の浮世絵画家です。
1923年の関東大震災によってあらゆるものを失った巴水は、102日間にも及ぶ、生涯で最も長期に渡る旅に出掛けます。その道中で訪れた土地のひとつが、ここ松江。約1ヶ月間の滞在のなかでスケッチを繰り返し、それを元に作品を残しました。

当時の松江の風景を捉えた1枚がこちら。
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「湖畔の雨(松江)」

宍道湖ですね。時代は移れど相変わらずの雨模様。

さらになんと、巴水は大正時代の米田酒造の様子も作品として残しているんです!
それがこちら。
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「旅みやげ第三集 出雲松江(おぼろ月)」

京橋川沿いに連なる白壁土蔵。昭和6年の東本町大火によって焼失してしまった、今は無き「豊の秋」の風景です。
昔はここで洗濯もしていたそうですよ。

ただ、学芸員さんの話によると、正確には米田酒造かどうかはわからないようで、判明していることは「京橋川を挟んだ日赤病院の対岸にある土蔵の連なりを描いたもの」らしいです。
まあ、地理的な観点と外観の特徴から鑑みて99.9%「豊の秋」の風景でしょう(笑)
それにこういうあやふやなことのほうが、想像力を掻き立てられてロマンがありますよね。

ちなみにこの浮世絵は「曇り日」「三日月」という、版木が同じ摺り違いの作品が他に2点あります。
企画展は終わりましたが、島根県立美術館のコレクションとして収蔵されておりますので、タイミングが合えば是非足を運んでみてください。


川瀬巴水が見た豊の秋。当時に想いを馳せて、こんなお酒はどうですかね。

 →豊の秋 純米 辛口金五郎

すいません。最後はしっかり宣伝でした。

生蛸の刺身

松江の旬 | 2013年2月27日

松江の郷土料理を提供し続けているお店「やまいち」さんの調理した
松江の旬の料理を、直筆の”一言”を沿えて御紹介致します。  
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上槽ラッシュ

酒蔵はいま | 2013年2月26日

こんにちは、蔵人の柴田です。
ここ数日怒涛の上槽ラッシュの蔵です。
今日も
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木槽で純米吟醸酒を搾り、
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自動圧搾機で本醸造酒を搾るという1日2本コース。

それと同時に普通酒の仕込みは続いています。
まだ尚忙しい蔵の中です。
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そういえば、先日鑑評会用の大吟醸の袋吊りも無事終わりました。
写真は斗瓶にとられた大吟醸です。

もうすぐ、吟醸酒の上槽が終わります。
日本酒の仕込みも間もなく終了です。
日本酒の仕込みは終わりますが、3月に入ると地伝酒とみりんの仕込みが始まります。
ついつい日本酒の仕込みが終わり、暖かくなってくると気が緩みがちですが、
最後の皆造の日まで緊張を切らさずにいようと思います。

吟醸酒の上槽

酒蔵はいま | 2013年2月25日

こんにちは、蔵人の柴田です。
今、蔵では1月後半に仕込んだ吟醸酒の上槽(しぼること)が続いています。
以前もここで紹介しましたが、吟醸酒の仕込みは全て木槽という道具で搾ります。
今日はその様子を紹介します。
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酒袋に醪(もろみ)を入れ並べていきます。
見た目以上に酒袋は重たいですし、
バランスよく並べていくのはとても難しいのです。
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一晩搾ったら次の日「直し」と呼ばれる作業を行います。
木槽の中に入り、上の写真のように酒袋を真ん中に集まるように積み替えます。
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さらに一晩、強い圧力をかけて搾るとどろどろとした液状だった酒袋の中身は板状になります。
これが酒粕です。
粕を剥ぐのも当然ひとつひとつ手作業で行います。
薄くなってたりすると剥がしにくいんですよね。

かますの塩焼

松江の旬 | 2013年2月13日

松江の郷土料理を提供し続けているお店「やまいち」さんの調理した
松江の旬の料理を、直筆の”一言”を沿えて御紹介致します。  
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豊の秋×東京理科大学グリークラブ

その他 | 2013年2月9日

「松江の銘酒と男声合唱の響き」

告知が遅くなってしまいました。明日、2月10日のイベントです。
豊の秋を飲みながら、音楽を楽しんでみませんか。


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 東京理科大学グリークラブ
    島根神之國合宿第五回記念
    「松江の銘酒と男声合唱の響き」

■2013年2月10日(日) 18:30開宴
■会場…松江歴史館・暮らしの大広間(松江市殿町)
■出宴料…800円(演奏と共にお楽しみ頂くお酒の代金も含まれております。)
※お車でお越しの方、未成年の方にはノンアルコールの甘酒などご用意しております。
※このコンサートは未就学児の入場はお断りしております。ご了承下さい。
■主催 東京理科大学グリークラブ

<<曲目>> 予定
建速須佐之男命綺譚
安来節―豊の秋
夕立
言葉にすれば
Cuatro Cantos Penitenciales

指揮・引野裕亮
合唱・東京理科大学グリークラブ
伴奏・杉江友季子

<<お問い合わせ・出宴のお申し込み先>> 
 090-7993-2539 引野
 

平成25年立春朝搾り

酒蔵はいま | 2013年2月6日

こんにちは、野田です。
テレビや新聞での報道でご覧いただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お待たせいたしました。「立春の日の朝に搾りあがったばかりのお酒を、その日のうちに」
先日、2月4日に行われた「立春朝搾り」の模様をお届けします。

午前5時。夜明け前の蔵で作業が始まります。
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続々と瓶詰めされていくお酒。
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「立春朝搾り」のお酒を取り扱っていただく酒販店のみなさんが来られると、ラベルを貼る作業が始まります。
松江市内からだけではなく、出雲市や浜田市、お隣の鳥取県からも、12店舗24名の方々がこの日のためにお越しくださいました。
冷たい雨が降るなか、朝早くからほんとうにお世話になります。

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今年で9回目となる豊の秋の「立春朝搾り」。
酒販店の皆様の手捌きで、約3,000本の出荷の準備が着々と進んでいきます。
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お酒の準備が整うと、須衛都久(すえつぐ)神社の神主さんによるお祓いが行われます。
新しい春の訪れを知らせる立春。
これからの1年も、きっと良いことも悪いこともあるかと思いますが、願わくは無病息災で。
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さて、肝心の今年の純米吟醸生原酒「立春朝搾り」についてですが、おやっつぁんのコメントによりますと、
「ほのかな吟醸香と米の旨みを感じ、すっきりした後口のお酒に仕上がっている」とのことです。
手に取っていただいた方々、いかがでしたでしょうか?
「立春朝搾り」とともに、素晴らしい春が訪れることを心よりお祈り申し上げます。


ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
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蔵見学

酒蔵はいま | 2013年2月5日

はじめまして、昨年より米田酒造に入社した野田です。
斎藤さんと柴田さんと一緒に、ときどきこの場で記事を書かせていただきます。
どうぞ、よろしくお願い致します。

さて、少し前のことですが、1月18日に島根大学の学生さんたちの蔵見学がありました。
竹永三男先生がご担当されている講義、「酒-一杯の酒から学問を覗く」の蔵見学実習です。
前日の雪が残る冷たい空気のなか、ようこそいらっしゃいました。
(大学から蔵まで歩くと、30分くらいかかるんですよね。)
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この講義では、文学や歴史、経済、醸造学などのさまざまな学問のフィルターを通して、「酒」というものを多角的に検討していきます。
各専門分野の教授はもちろん、みなさんご存じの堀江修二先生や、うちの社長も講義をしているんです。
「酒」の道は深遠。僕もまだまだわからないことだらけです...

蔵のなかをご案内するのはおやっつぁんです。
話に耳を傾けるみなさんは真剣です。
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精米所→洗い場→麹室...と、蔵のなかをぐるりと。
たくさんの質問も飛び交い、おやっつぁんの解説にも力が入ります。
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蔵のなかはいかがでしたでしょうか?

実は島根大学は、僕の母校でもあります。僕もちょうど1年前、竹永先生の講義で米田酒造を訪れました。
大好きなお酒の生まれる場所に入ったときは、漂うなんともいえない良い匂いに興奮したのを覚えています。
「酒ができているこの香りに包まれるのは蔵人の特権」と斎藤さんが言ってました。
蔵見学の様子をカメラで追っていると、いろいろと思い出します。初心忘れるべからず、ですね。

蔵はほんとうに素晴らしいところですよ!


<蔵見学についてお願い>
蔵見学は随時受け付けております。
※要予約。必ずお電話かメールにて事前にお問い合わせください。
蔵での業務の都合上、お断りさせて頂く場合もございますので、何卒ご了承ください。