松江の銘酒、豊の秋 - 「豊の秋」醸造元 米田酒造株式会社

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蔵人は今

2013年8月のアーカイブ

「ひやおろし」の瓶詰め

酒蔵はいま | 2013年8月31日

こんにちは、蔵人の柴田です。
今日で8月も終わりですね。
昨日は9月10日に発売になる「ひやおろし」の瓶詰め作業を行いました。

瓶詰め直前のお酒をタンクから一足早くきき酒させてもらいました。
個人的には去年の「ひやおろし」よりも今の段階ですでに味がのっていて、
これぞ「ひやおろし」、という感じがしておいしかったです。
発売までもうしばらくお待ち下さいね。
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「ひやおろし」以外のお酒も暑い夏を経て、いい感じに熟成が進んでおいしくなっています。
春のしぼりたての若くてフレッシュなお酒もいいですが、
秋の落ち着いた旨みたっぷりのお酒は格別ですよ。
これから、日本酒がおいしくなる季節です。
「ひやおろし」は下のページにて予約受付中です。
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9月の松江の旬 天然鰻の白焼き

松江の旬 | 2013年8月28日

松江の郷土料理を提供し続けているお店「やまいち」さんの調理した
松江の旬の料理を、先代店主の直筆の”一言”を沿えて御紹介致します。
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 《天然鰻の白焼き》
宍道湖七珍の天然うなぎも近年益々数が減って毎日提供するのは無理な状態ですが
採れた日には、白焼きのワサビ醤油で召し上って頂きます。
適度に脂の乗った天然物は蒲焼きと違ってあっさりとした味は
日本酒にもビールにも合って大変喜ばれています。

 

第63回中国5県きき酒競技会

酒蔵はいま | 2013年8月23日

こんにちは、蔵人の柴田です。
8月21日、22日に広島で行われた「中国5県きき酒競技会」に島根県代表として参加しました。
今年は、米田酒造から斎藤、柴田の2名の参加です。
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中国大会は島根県大会では10点だったお酒が15点に増えます。
その分時間も多くはなるのですが、個人的には今年は難しくいつも以上に時間が経つのが早く感じました。
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結果は・・・斎藤さんが26位、柴田は30位。島根県チームも5位と残念な結果でした。
まだまだ勉強不足です・・・。
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競技会の後は「夏季酒造ゼミナール」。
酒造に関すること以外にもいろいろと興味深い話を聞くことができました。
酒蔵ツーリズムに関すること、福島県の吟醸造りの話、さらに深海生物の話まで。
たくさんの刺激を受けました。
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夜は懇親会。
他県の蔵人さんとお話ができる数少ない機会です。
けっこう同世代の人も多く、こちらもいい刺激を受けました。
去年いろいろとお話した方とも一年ぶりに会えて嬉しかったです。

来年は山口です。
来年、参加できるかどうかわかりませんが、
そのためにも日々のきき酒の勉強、造りの勉強をがんばろうと思いました。

きき酒競技会の結果は残念でしたが、
収穫の多い充実した2日間でした。

地伝酒の火当て

酒蔵はいま | 2013年8月13日

こんにちは、蔵人の柴田です。
昨日8月12日、地伝酒の火当てを行いました。
以前、ここでも何度か紹介したことがあると思いますが、
「火当て」とは搾ったお酒に熱を加えて殺菌することをいいます。
地伝酒も冬に搾る日本酒と同じようにこの「火当て」を行います。
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上の写真のタンクの中には熱湯が入っていてその中に管を入れ、お酒を通します。
やることは日本酒の時と変わりません。
ただ、大きく違うのは気温です。
冬場の蔵は寒いので火当ての時はあたたかく感じられるのですが、
夏は暑いです・・・。
汗だくになって、無事地伝酒の火当てが終わりました。
これで7月から続いていた地伝酒・みりんに関する作業は一段落です。

今年の夏は全国的に猛暑のようですが、蔵も瓶詰場も尋常じゃない暑さです。
みなさんもくれぐれも健康にお気を付けてくださいね。

8月の松江の旬 生ウニ

松江の旬 | 2013年8月11日

松江の郷土料理を提供し続けているお店「やまいち」さんの調理した
松江の旬の料理を、先代店主の直筆の”一言”を沿えて御紹介致します。
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《生うに》
解禁されたばかりの島根半島で採れた紫うにです。
色、艶ともに最高の品で口中に広がる上品な甘みと香りは
北海道産の馬糞うにとは全然違ってくせになりそうです。

地伝酒のオリ引き

酒蔵はいま | 2013年8月10日

こんにちは、蔵人の柴田です。
今日は、先日行われた地伝酒の「オリ引き」の様子をお伝えします。
地伝酒の上槽が終わって二週間が経ちました。
タンクの中に送られたお酒は、時間が経つと下の方に濁った不純物が沈殿します。
それを取り除く作業を「オリ引き」と言います。
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タンクには二つの出口があり、上にある方を上呑み、下にある方を下呑みと呼んでいます。
「オリ引き」の実際の作業はまず上呑みにホースをつなぎ、別のタンクにお酒を送ります。
上呑みのある部分までのお酒を送りきったら、ここからが本番です。
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今度は下呑みに道具を付け替えて、口を上向きにして少しずつお酒を出していきます。
目で確認してお酒の中にオリが絡んできたら、そこで出すのを止めます。
これで上のきれいな部分のみが送られ、下のオリが取り除かれるというわけです。

この作業は日本酒でも行われています。
また冬の間に機会があったら紹介しますね。

次は地伝酒最後の工程「火当て」です。
夏の火当ては暑いんですよ・・・。

美保関町片江 虫干し神事「墨付け祭」

雲州松江の風景 | 2013年8月8日

こんにちは、野田です。
毎年7月の第4日曜日、僕の生まれ故郷の島根県松江市美保関町片江で行われている虫干し神事、「墨付け祭り」に行ってきました。


より大きな地図で 美保関町片江 を表示

 

『出雲國風土記』にて、「国忍別命(くにおしわけのみこと)、詔りたまひしく、吾が敷き坐す地は、国形宜しとのりたまひき。故、方結といふ。」と記載されたように、美しい湾形をした片江は、かつて漁業の町として栄えた町です。
当時最先端の漁業技術だった二艘式機船底曳網漁が考案されたのもこの町で、「片江船団」といえば昭和30年代に全国にその名を馳せたとか。
いまは小さな釣り船ばかりが係留されている片江湾も、その昔は遠洋に出る大きな漁船で埋め尽くされていたようです。
この時期にほとんどの家が新築になるほど片江の景気は良かったと聞きました。


そんな海の男たちの気質そのままですかね。海の安全や無病息災を願って毎年1月と7月に行われる墨付け祭りはとても豪快です。
このあたりの氏神さん、方結神社(かたえじんじゃ)を出た東と西それぞれの地区の神輿は「チョーサダー、チョーサダー」の掛け声で町内を一周。

なお掛け声の意味をうちのおばあさんに尋ねたところ、「昔からそう言っちょうけん、そげなもん」と。
意味をご存じの方がいらっしゃれば是非教えてください!

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あいにくの雨で分かりづらいですが、顔には墨が塗られています。
墨はかまどの「すす」を集めて酒で溶いたもので、たくさんつけられればつけられるほど病気にならないのだとか。
同じく顔を墨で真っ黒にした町内の子どもや奥さんたちが、道行く人にも容赦なく顔に墨をつけます。

墨をつけられて小さい子が泣いていました...毎年の光景ですね。
僕も昔は悪いことをすると「チョーサが来るぞ」と脅されたものです。


墨をつけられたら御神酒が振る舞われます。小さい子はジュース、大人は「豊の秋」。
こうやって自分の地元で豊の秋が出てくるのはとても嬉しいですね。

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昔からずっとお世話になっており、豊の秋を置いてくださっている「若松屋商店」のご主人。
こちら西の神輿です。みなさんけっこう酔ってますね。

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そして祭りのクライマックスは、神輿を担いだまま海の中へ。
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神輿が海に浸かりそうなほど。

浜に上がった後は、今度はその年に喜ばしい出来事があった人たちが順番に海に投げられます(というより沈められます)。
「結婚したら投げられて、子どもが生まれたら投げられて、家が建ったら投げられて。毎年投げられんといけん」
海の男の祝福ですね。

ただ、このクライマックスは夏の墨付け祭りのみならず、1月の極寒の海でも例外なく行われます!
苦行みたいなものですが、御利益がありそうです...


そして祭りのあとはこちら。
本醸造の生酒
と片江産枝豆(ご近所からのおすそわけ)を。
ほんのり程よく塩気の利いた採れたての枝豆には生酒がよく合います。
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縁側での夕涼みは最高ですね。
 

続きを読む: 美保関町片江 虫干し神事「墨付け祭」

7月24日25日 松江 天神さん夏祭り

雲州松江の風景 | 2013年8月2日

毎年7月24日25日は松江の白潟天満宮夏祭りです。

江戸時代から続く「天神さん夏祭り」には、夏休みに入ったばかりの子供たちの集団から親子連れ、カップル、仕事帰りのお兄さんに出勤前のお姉さんたち、カメラを持った独り者まで、松江にこんなに人がいたのかと思うほどに大賑わいします。

天神さんの門前町である天神町をはさんで、松江大橋南詰の白潟本町から国道9号線に接する竪町の商店街も連動してまつりを開催し、南北約1kmの商店街(下の地図の赤いラインの部分)に夜店が並び各所でステージも行われます。


 

 

雲州松江の風景 7月 天神さん夏祭り 01雲州松江の風景 7月 天神さん夏祭り 02

狭い境内には人がいっぱいでお参りするのにも一苦労です。

商店街には老舗の和菓子屋や茶舗が軒を連ねており、お茶席があったり菓子職人さんたちが店先で実演してたりと和菓子とお茶の町・松江らしい雰囲気が出ています。

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一方で、縁日はあやしさも魅力でして、カタヌキは懐かしい人も多いでしょう。釣った人はこの後どうするんだろうと思うウナギ釣り。そしてカメすくいに、果てはカエルすくい。。。

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《熱田修二》ライブや神楽など路上の各所では様々なステージも行われており、体ひとつではカバーしきれないほどの盛りだくさんの内容。

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一番盛り上がるのはやはり24日前夜祭の神輿渡御でしょう。企業みこし、女宮、本宮の7基のみこしが松江城から白潟天満宮まで練り歩きます。

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天満宮の手前では島根県知事や松江市長が待ち構えており本宮の到着を待って鏡開きが行われ、御神酒が振る舞われます。今年も豊の秋の酒樽を使っていただきました。多く担ぎ手の中には未成年も多く、「あらこの子たち、汗いっぱいかいちょーに、飲めなくて可哀想だがね」という声が周りから聞こえてきました(笑)。彼らが成人してこのお酒を飲んだ時に、日本酒ってやっぱうめえなと言われるお酒を造り続けていたいですね。蔵人 斎藤でした。