松江の銘酒、豊の秋 - 「豊の秋」醸造元 米田酒造株式会社

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蔵人は今

ただいま「粕取焼酎」製造中

2013年9月27日

ただいま米田酒造酒蔵では粕取焼酎の製造中です。
酒蔵周辺に香ばしい匂いが漂っているのはこのためです。。。

米田酒造の粕取焼酎「七宝」は、日本酒をしぼった時にできる酒粕にもみ殻を混ぜ、
セイロで蒸留した「本格しょうちゅう」です。

出雲地方では野焼きかまぼこなどの練り製品の原料として伝統的に使われていることもあり、
他の蔵元さんもこうした粕取焼酎を造っておられます。
出雲地伝酒のページで紹介している長岡屋さんでも地伝酒と一緒に粕取焼酎「七宝」も使っていただいています。

地元では粕取焼酎は、練り物や奈良漬けに使うものと思われているところがありますが、もちろん飲めます。
飲めるどころか案外美味しいです。個人的なオススメは35度をロックで→購入はこちら

さて、これが単式蒸留器。箱型の塔のようなのがセイロで、もみ殻を混ぜた酒粕が盛ってあります。
セイロの下から蒸気を通してアルコールを揮発させ、円筒形の冷却器で液体に戻してポリ容器に回収します。
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特徴的なのは酒粕にもみ殻(僕らはスクモと呼んでいます)を混ぜ込むところでしょう。
こうすることで蒸気の通りを良くします。またその時にこげる香りが独特の風味となります。

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固く締まった酒粕の塊をスコップで切るようにしてもみ殻を混ぜ込みます。
この混ぜようが悪いと焼酎のタレが悪くなってしまうので大事な作業、
しかも一回の蒸留で600kgの酒粕を処理するのでなかなかの重労働です。

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もみ殻がよく混ざったらセイロに盛って蒸留開始。

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しばらくすると焼酎がタレはじめます。初めのうちはアルコール度数が高く、次第に薄まってきます。

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頃合いを見て、おやっつあん(杜氏)がアルコール度数をチェックします。
最終的には35度で貯蔵するので、35度を割らないうちに蒸留を停止します。
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そしてセイロの酒粕を入れ替え、蒸留を繰り返し、蒸留した後の粕は奥出雲の農家さんのもとへ運びます。
こうした作業が今月一杯まで続く見通しです。。。
こうして去年の酒粕が酒蔵からなくなると、いよいよ今季の酒造りが始まります。
蔵人 斎藤でした。