松江の銘酒、豊の秋 - 「豊の秋」醸造元 米田酒造株式会社

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蔵人は今

燗酒の配達

2014年1月21日

こんにちは、野田です。
寒さ厳しいこの季節、忘年会・新年会シーズンとも重なってご注文が増えるのが燗酒の配達です。
年間通じて、地域の会合などがあるときにはときどき燗酒を配達させてもらっているのですが、寒くなるとやっぱり温かいお酒が恋しくなりますよね。
今日はご注文をいただいた燗酒をお届けするまでの模様をご紹介します。

米田酒造で配達用のお燗をするときに使っているのが写真の酒燗器です。すのこを敷いた上に2合瓶(360ml)をきれいに並べると、56本入ります。
年代モノではありますが、水からゆっくりじっくりと温めることができるため、とても理想的な燗酒ができあがります。しかも湯煎の瓶燗。なかなかワイルドですよ。kansake13.JPG
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ガスの点火に使うのはこちらのマッチです。表は「豊の秋」、裏は「春陽」と酒粕取焼酎・本みりんの銘柄「七宝」ロゴ入り。
社長の話では、どうやら30年以上前につくられたノベルティの残りらしいです。
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火をつけると40分~1時間くらい待ちます。その日の水温にも依りますので、ときどきこうしてふたを開けてお燗の状態を確認します。
配達時間を考慮してちょっと熱めのお燗にしますが、80℃以上になってしまうとアルコール分が瓶のなかで気化してしまい、冷めたときに味わいが変化するので注意が必要です。
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アルコールが膨張して増えた体積を目安に、お燗番が見極める程よいタイミングで湯煎からはずします。
この日はいつも蔵の食事を作ってくださる平瀬さんが手伝ってくれました。どうでしょう、このスピード感!
早くしないとせっかくの燗酒が冷めてしまうので、ここからは時間との闘いです。
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板の上に刷毛で糊を広げ、山折りにしたラベルを準備しておき、1本ずつ手作業で瓶に貼っていきます。
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熱々なので耐熱グローブは必需品ですが、ラベルを貼る方の手は素手。これはもう、ただただ我慢するのみです(笑)
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こうしてできあがった燗酒は、新聞紙とダンボールの保温箱に入れ、あとは配達を待つばかり。
乾杯の時間にはちょうど良い具合のぬる燗になるのが理想です。
もしすぐに飲まずに冷めてしまっても、豊の秋の上撰なら燗冷ましもお勧めですよ。kansake11.JPG