松江の銘酒、豊の秋 - 「豊の秋」醸造元 米田酒造株式会社

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蔵人は今

2016年7月のアーカイブ

みりんの上槽

酒蔵はいま | 2016年7月28日

こんにちは、蔵人の柴田です。
しばらく、蔵の仕事の様子をお伝えしていませんでしたが、
先週、地伝酒の上槽が終わりました。
今日からみりんの上槽です。
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みりんは地伝酒と同じく、木槽で搾ります。
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木槽は深いので作業の初めの方は上の写真のように体を中に入れて酒袋を並べなくてはいけません。
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これがしぼりたての本みりんです。

来週もみりんの上槽は続きます。

【ムービー】カルガモ親子の奮闘記

雲州松江の風景 | 2016年7月20日

米田酒造の酒蔵の前には、松江城の堀川を構成する京橋川が流れています。

堀川は宍道湖、大橋川、中海をつなぐ水路として、また生活用水として利用され、米田酒造のある京橋川周辺は商業の中心地でもありました。

現代でも堀川遊覧船が走るなど(残念ながら、酒蔵の直前でコースが曲がってしまいますが…)、観光客や市民に親しまれています。

街中にあっても豊かな環境に恵まれておし、多くの水辺の生き物たちが四季折々に我々の目を楽しませてくれます。

ということで、社長が酒蔵の前の公園に現れたカルガモ親子を撮ったムービーとコメントです。

「松江市内の公園。親ガモが公園のしげみに入った。
レンガ2段、子供たちは必死に越えようとするが、なかなか難しい。
残った一羽もやっと親のもとへ。」

上のムービーが上手く表示されない場合はこちらをクリック -> ■

蔵人 斎藤でした。

島根のトップバーテンダーによる日本酒カクテル実演

酒蔵はいま | 2016年7月15日

こんにちは。蔵人の斎藤です。

だいぶ前にカクテルベース用日本酒「豊の秋 MOTOZAKE 純米」を発売したことをお伝えしたっきりでした。
→前回の記事はこちら

改めて簡単に紹介しますと、日本酒の新しい愉しみ方を広げるために銀座の日本酒カクテル専門店「SAKE HALL HIBIYA BAR」を発信源に現在全国19の酒蔵がMOTOZAKEというカクテルベース用日本酒を発売しています。

日本酒カクテルは古くからあるものですが、当時と比べて現在の日本酒はありがたいことに、質が上がり美味しくなったと言っていただいています。全国のMOTOZAKEも各酒蔵の個性を生かし、そのまま飲んでも日本酒として素直に美味しいと言える酒質で揃っています。普通に飲んで美味しい日本酒だからこそ、例えばその土地の旬のフルーツだったり野菜だったり様々な素材の風味を引き立てた繊細なその土地ならではのカクテルを作ることができます。従来の日本酒の飲み方だけでは思いもしなかったモノやヒトやコトと繫がるのも日本酒カクテルの楽しさです。

さて、米田酒造のある松江市から車で1時間の出雲市に新しくオープンしたイオンスタイル出雲で、この豊の秋MOTOZAKE純米を使った日本酒カクテルの実演試飲を7月9日(土)と10日(日)に行いました。これまでの機会では僕がバーテンダーのまねごとをしていましたが、今回は飛び切り腕の立つ2人のバーテンダーに協力いただき、プロの現場提案にも耐えうる内容としました。

イオンスタイル出雲日本酒カクテル実演試飲01

協力いただいた2人のバーテンダー。
左)長谷川正樹 氏(M's bar / 平田市
右)服部英樹 氏(寺町BAR Cocktail&Heart / 松江市

MOTOZAKEを使ってこれまで数々のオリジナルカクテルを作ってくださっており、当日はショートカクテル3品、ロングカクテル2品を作っていただきました。
なかでもそれぞれの代表作をレシピと当人のコメントを添えて紹介します。

イオンスタイル出雲日本酒カクテル実演試飲03

長谷川正樹オリジナルカクテル
「Water village」
〈レシピ〉
*MOTOZAKE  30ml
*エルダーフラワーリキュール 10ml
*グレープフルーツジュース  20ml
*ブルーキュラソー  1tsp
刻んだ、ミントの葉を入れシェイク。
ベルローズを浮かべる。
〈制作意図〉
宍道湖と、英国庭園(イングリッシュガーデン)をモチーフに使った
色あざやかなカクテルです。
(注)松江と平田にある湖畔に佇む松江イングリッシュガーデンのことです。
 

イオンスタイル出雲日本酒カクテル実演試飲04

服部英樹オリジナルカクテル
「松江カクテル縁雫」
〈レシピ〉
*MOTOZAKE  30ml
*抹茶リキュール 20ml
*コニャックブランデーv.s.o.p  10ml
松江を想いシェークしカクテルグラスに注ぎ
番傘をイメージしたマラスキーノチェリーを
グラスに飾り細くカットしたレモンピールを浮かべる。

酒処松江
お茶処松江
雨の似合う街  松江

(注)松江カクテル縁雫は松江観光協会推奨カクテルです。
松江観光協会「縁雫(えにしずく)」について→こちら
 

最後に、2人のシェーキングムービーをご覧ください。

カクテルベース用日本酒「豊の秋MOTOZAKE純米」のお求めはこちらをクリック→■

 

店の奥から出てきた物

酒蔵はいま | 2016年7月12日

こんにちは、蔵人の柴田です。
松江は7月に入り急に暑さが増してきました。

何度かこのブログで店の奥の掃除をしていたらこんな古いものが出てきました、という物を紹介してきました。
昔のノベルティの鉛筆だったり、古いレッテルだったり・・・。
先日、またまたおもしろいものが出てきたので紹介します。
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昔の電飾看板のようです。ふたを開けるといろんな色の電球が付いていました。
修理すれば今でも使えそうです。
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こちらも看板か、何かを塗装する時用の型か。
これも少し手を加えれば今でも使えそうです。
昔のものはデザインもおもしろいものが多いし、古さが逆に新しかったりしますよね。

お店の奥はおもしろいものがどんどん出てきます。

火入れ

酒蔵はいま | 2016年7月11日

こんにちは、野田です。
トヨノアキシリーズより、島根県産改良雄町100%の夏の新作リリースです。
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トヨノアキ ミドリ 特別純米 改良雄町 27BY(瓶燗1回火入れ原酒)
アルコール分/17度 日本酒度/+1.5 酸度/1.9 アミノ酸/1.1
精米歩合/麹米:58%、掛米:58% 使用酵母/協会901号

酒米の系譜を辿ると多くが行き着く「雄町」。150年遡るこの血筋を受け継ぎ、島根で誕生した「改良雄町」は、当蔵の顔でもある「特別純米 雀と稲穂」の掛米として味わいを形成しています。限られた数量しか確保できない希少な酒米ですが、単一米仕込みで系譜のロマンを真に体感していただければと思います。滋味を味わうお燗で、あるいは原酒ですのでオンザロックもお試しください。

さて春に蔵出しした無濾過生原酒バージョンの兄弟分となる本仕様は、27BYでは火入れの処理にこだわりました。火入れとは、日本酒を加熱殺菌することで品質を「固定」する作業です。この過程でのちょっとしたブラッシュアップの点として、上槽後に時間を置かず、早期に瓶燗火入れをすることでみずみずしい味わいを目指しました。火入れは普段から行っている作業ではありますが、方法とタイミングを見直すことでしっかりとした成果が出たのではと思っています。
ここのところ米田酒造では、サーマルタンクを増やしての低温管理やMJP洗米機の導入など設備上の変更点もありました。その効果を実感したこととして、先日24BY~27BYの大吟醸を利き酒する機会があったのですが、変更前後で熟成の具合や貯蔵後の変化に大きな違いが出ています。こういった大掛かりなことに比べればわずかなことながら、酒質の向上のためにやっていることは小さなことの積み重ねなのだと感じます。

暑いこの季節、「低アル」「生」のお酒が増えるなか、膨らみのある軽快な原酒もなかなか良いですよ。爽快感のある青リンゴのような酸がバランスよく、氷を浮かべてオンザロック、ぬるめにゆるりと夏燗も最高です。

27BYミドリ、とても印象的な1本に仕上がりました。なんとなく記念のようなものとして、個人的に自宅で1本は長期貯蔵しておこうと思っています。
 

美保関町探訪

雲州松江の風景 | 2016年7月7日

こんにちは野田です。
そろそろ梅雨明けでしょうか。いよいよ夏真っ盛りですね。まとまった夏休みはなかなか取れないものの、夏といえばやっぱり夏休みを思い浮かべるので、週末に出掛ける先を決めるのにもなんとなく気合が入っています。
夏休みのご旅行を計画中の皆様、今年の夏はぜひ島根へ!松江エリアであれば国宝・松江城や宍道湖クルージング、窯元巡りや茶室で一服も良いですが、ちょっと足を伸ばしてディープな美保関の旅はどうでしょう?

松江市内から東へ30kmほど車を走らせると、日本海と美保湾、中海の3つの海に囲まれた港町、美保関に到着します。
古事記や日本書紀に記された国譲り神話の舞台でもあり、全国三千余社のえびす様の総本宮である美保神社や世界の歴史的灯台100選に選ばれた美保関灯台など見どころ満載です。小泉八雲や与謝野晶子など多くの著名人も訪れ、過去にこのブログでご紹介した浮世絵師の川瀬巴水は美保関の風景を作品に残しました。
川瀬巴水《旅みやげ第三集 出雲 美保ヶ関》.jpg
川瀬巴水 「旅みやげ第三集 出雲 美保ヶ関」(島根県立美術館所蔵)

こちらが現在の様子。当時とはかなり海岸の風景が変わっていますが、いまでも石灯籠は現存しています。
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美保関漁港に到着するとまず目につくのが、日本海で水揚げされたイカを軒先で天日干した屋台。甘辛い醤油ダレをつけて焼いた肉厚のイカは美保関のソウルフードとでもいうのでしょうか。写真では「顔出しはNGよ」と恥ずかしげなおばちゃんたちですが、会うたびに熱烈な歓迎をしてくれます。高浜虚子の詠んだ「烏賊の味忘れで帰る美保の関」に倣い、忘れずに食べていただきたい味です。
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ちょっと通りを歩くだけでもノスタルジックな雰囲気になります。海の石を敷き詰めて作られたという青石畳通りは、雨に濡れるとうっすらと青みがかったように見えます。観光するなら晴れた日が良いのに越したことはないですが、雨の日ならではの楽しみがあるのも嬉しいですね。残念ながら、この日は晴天。
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細い路地も風情があります。この路地を抜けると島根県初の国登録有形文化財に指定された老舗旅館「美保館」のエントランスへ。建物内観は古い映画に出てくる世界そのままのクラシックな佇まいで、大正ロマンの薫りが漂います。結婚披露宴会場としても人気で、美保神社での挙式の際は美保館本館前から番傘と雅楽の盛大な花嫁行列が再現されます。他にも美保湾を眺める新館での絶景屋上露天風呂、朝水揚げされた海鮮尽くしの会席料理など、ゆっくりと堪能するなら日帰りはもったいないくらいです。お酒好きな方々には、専務さんが新しい美保関の名物をつくろうと企画された美保館さんオリジナルの鯖の塩辛もぜひ。
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創業120年の老舗「福田酒店」は、古き良きを知る角打ちスタイルを楽しめる酒屋さんです。
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福田酒店さんでは昼間から近所の人たちが集まって一杯やるのが日常です。乾き物をつまみ、いぶし銀の輝きを放ちながらカウンターに寄り掛かる渋いおじさんに憧れます。バルのようにおしゃれに角打ちが楽しめる酒屋さんが改めて増えつつあるなか、たまにはどっぷりローカルな匂いのする角打ちも良いかもしれません。ちなみに漁師町の美保関では角打ちを「とも(船尾のこと)つけ」と呼ぶとか。
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美保関、いかがでしょう?
かつては「風待ちの港」として賑わい、人・文化・モノが行き交うメインストリートだった海への玄関口として繁栄した美保関です。ここだけではお伝えしきれないことがたくさんありますが、多様なものがこの地に集まり、あるいは反対に発信拠点としてあらゆるものを世界へ送り出してきた歴史のバックグラウンドが風土として根付いているように感じます。のどかで小さな港町では片付けられない、この地で暮らしてきた人たちの心意気のようなものでしょうか。
こういうものに心動かされて生まれた『美保』というお酒があります。この話はまた次回。

瓶詰めライン工事続行中

酒蔵はいま | 2016年7月4日

こんにちは、蔵人の柴田です。
先月から続いている瓶詰めラインの工事も大詰めです。
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見たことのない新しい機械類が続々と瓶詰め場に運ばれてきます。
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最初の頃はなかなか全貌がわからず、ばらばらだった部品が徐々に組み立てられていきました。
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そして、これが今日の瓶詰め場の様子。
ラインはほぼ完成していて、
専用のカーテンを設置する工事中でした。

もうすぐ、新しい瓶詰めラインでお酒を詰めることができそうです。