酒蔵はいま | 2017年1月31日
こんにちは、蔵人の柴田です。
ある日の吟醸酒の醪の入ったタンクです。
タンクの周りに緑色のマットが巻いてありますが、これは何をするものかわかりますか?
先日、タンクに保温マットを巻いた様子を紹介しましたが、今度は冷やす場合です。
実は、この緑色のマットの中には氷が入っています。
バケツに氷をくんできて周りに均等に入れていきます。
製氷機が蔵の3階にあるのでこの作業もけっこうな重労働です。
最近では、上の写真のようなサーマルタンクがいくつか導入されていて
温度調整が簡単にできるようになっています。
機械の力ってすごいですよね。
こんなふうに冷やしたり、あたためたりしながら、醪を管理しています。
さて、もうすぐ「立春朝搾り」です。
酒蔵はいま | 2017年1月10日
こんにちは、蔵人の柴田です。
蔵では年末年始の間、少しだけですが仕込みがない日があります。
年が明けると、2月4日の立春の日に搾るお酒「立春朝搾り」の仕込みが続きます。
今、まさにその「立春」の仕込みの真っ最中です。
吟醸酒の仕込みは朝、米が蒸しあがると、普通酒などと同じように放冷機を通し、さらに2階にある板の間に広げます。
午後、その蒸米を人力で醪のタンクまで運び投入していきます。
仕込み途中のタンクの中です。
蒸米を投入しながら、櫂棒でしっかり混ぜていきます。
仕込みが終わり、ここからの醪の管理が大変です。
他のお酒と違って上槽の日が決まっているため、この「立春朝搾り」の醪管理はとても気を使います。
立春朝搾りは日本名門酒会加盟店のみの予約限定販売です。
詳しくは、日本名門酒会のホームページをご覧ください→★