3月23日、「粕取りみりん 七寶」の仕込み日。
今年の米を蒸し終える「甑(こしき)倒し」の日でもありました。
粕取りみりんについてはこちらをご覧んください。
みりんは、もち米・米こうじ・焼酎(アルコール)を原料として作られます。
普通の本みりんとの違いは酒粕取り焼酎(本格焼酎)を使い、3年熟成させる点です。
この日は、島根県の食育推進計画の一環として
スローフードプロジェクトに携わっている島根県立大学生3人と
フードコーディネーターの田中敦子さんが仕込み体験に来ました。
みりん仕込みは1トンを超えるもち米を人の手で運ばなければならないので、
蔵としては4人が来てくれて大助かりです。
もち米が蒸し上がる前に、会所場にて談笑。
もち米の蒸し時間はおよそ50分。
もち米をつまんで蒸し具合を確かめます。
もち米を放冷機に通し、ちょうど良い温度に冷ますと同時に米こうじをまぶします。
(ちょうど良い温度に冷ますというのがなかなか難しいところなのですが・・・。)
そうして放冷機から出てきたもち米を布に包みます。
このときの重さ約15kg。


そして冷めないうちに蔵の端にある仕込みタンクまでダッシュ!
体験とはいえ仕事。女の子でも容赦しません。

そして杜氏の待ちかまえる仕込みタンクへドボン。
熱いもち米が入ることによって粕取り焼酎の独特の香りがむせかえるほどに立ち込めます。


こうして総量にして約1.5トンものもち米と米こうじのを2時間近くにわたって運び続けます。
僕ら蔵人でもしんどい蒸米運びを3人の県大生が頑張ってやり遂げてくれ、
この冬の最後の仕込みである粕取りみりんの仕込みを無事終えることができました。
ありがとうございました。

この粕取りみりんはおよそ3ヶ月間タンクの中で糖化させた後に搾り、
さらに3年間熟成させます。
その頃には成人になっている3人。
「粕取りみりん 七寶」はリキュールとして飲むことができますから
自分たち仕込んだこの粕取りみりんをぜひ味わって欲しいです。
今回の体験は平成21年6月13日(土)・14日(日)に松江市のくにびきメッセで開催される
第4回 食育推進全国大会 でレポートを発表するとのことで楽しみです。
島根県立大学短期大学部松江キャンパス 健康栄養学科のホームページ
フードコーディネーター田中敦子さんのブログ ☆おいしい毎日☆