「地伝酒を使ったどら焼き商品化」 【松江・高見一力堂が発売】
和菓子製造販売の高見一力堂(松江市末次本町、高見和雄社長)は、古くから出雲地方に伝わり、近年復活した料理酒・出雲地伝酒を使ったどら焼き「松江 地伝酒どら焼き」を商品化し、売り出した。
同社は今春からどら焼きの商品化を計画。高見雅章専務が別の料理酒の存在を知ったことがきっかけで、地元に伝わる地伝酒をカステラ生地の材料として使うことを決め、六月中旬から試作に取り組んだ。
地伝酒にはアミノ酸が多く含まれており、「こくのある味に仕上がった」(雅章専務)。表面の照りが引き立つうえ、香料を加えなくても、カラメルソース状の香りがするという。アルコール分は焼き上げる際に飛ばして、子どもでも食べられるようにした。
主な材料は砂糖、小豆、小麦粉、卵、地伝酒。一個百三十円。一力堂本店や楽山支店(同市西川津町)、同市内の主要スーパーなどで発売する。 高見社長は「素材の良さには自身がある。厳選した小豆と、地伝酒を使った生地の味を楽しんでほしい」と話している。
地伝酒は戦前まで出雲地方で広く料理用調味酒として使用されたが、戦時中の酒造統制で廃絶していた。十三年前、異業種交流グループ「MATSUE流の会」によって復活。米田酒造(同市東本町)が出雲地伝酒として製造、販売しており、野焼きかまぼこや出雲そばのつゆに使われている。 |
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