| ○出雲弁 |
○標準語訳 |
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〜ぼんさん〜
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〜ぼんさん(お盆)〜
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| 「ぼんさん ぼんさん この ふにのって とう ごだっしゃいよ。」 |
「盆さん 盆さん この火に 乗って 早くおいでなさいよ。」 |
| 「ぼんさん ぼんさん とう ござっしゃいよ。」 |
「盆さん 盆さん 早くおいでなさいね。」 |
| 「あぁ、 こうで ぼんさんが ごだっしゃぁぞ。」 |
「ああ、これで やっと 盆さんが おいでになることだよ。」 |
| 「ぼんさんてて だぁかね。」 |
「盆さんというのは だれのことですか。」 |
| 「そらの ほとけさんのことだわな。えちねんに えっぺん えのちへ もどらっしゃぁけん もてなえたり、おがんだり せにゃならんわな。」 |
「ああ、それはね 仏さんのことをいうのだよ。一年に一回、この家へお帰りになるのだから、御馳走したり おがんだりして おもてなししなくてはならんのだよ。」 |
| 「ホーン。なして、ふ たかにゃ ならんかね。」 |
「フーン。一体 どうして 火をたかなくてはならないのですか。」 |
| 「そら、ぼんさんが ごだっしゃぁね どこえきて えだい わからんけん、あんないの ためだわな。」 |
「それはね。仏さんが おいでになる時に どこの家へ行ってよいかわからないから 案内のために 火をもやすのだよ。」 |
| 「ホーン。なして おがら たくかね。」 |
「フーン。じゃあ、なぜ おがら(麻の幹)をたくのですか。」 |
| 「まえまえから、おがらたくことね なっちょうだけん わからんがのう。」 |
「うん、それはね。以前から、おがらをたくことになっているので、くわしい わけはわからないがね。」 |
| 「ぼんさんが えなっしゃぁ ときも ふたくが あら なしてかね。」 |
「仏さんが 墓へ帰られる時にも 火をたくが あれはなぜですか。」 |
| 「あらの、来年も また 来て ごしなはいよと たのんでの、まめで おかぁましやね てて えのってだわの。」 |
「あれはね。来年もまたおいでなさいよとお願いし、無事にお帰りなさいよと祈って 火をたくのだよ。」 |
| 「ぼんさんてて、そぎゃんことが わかぁだらかね。」 |
「仏さんは、そんなことが わかるのだろうかなあ。」 |