「出雲の方言」を紹介するコーナー。
 みなさん、「ズウズウ弁」ってご存知ですか? 出雲の方言、「出雲弁」の別称です。「出雲弁」と言うよりも「ズウズウ弁」の方が通りがいいみたいですね(インパクトが大きいせい?)。
 では、「田舎言葉・ズウズウ弁」の日常会話をご披露いたしましょう♪(出雲へお越しの際には、ぜひ使ってください)
○出雲弁 ○標準語訳
〜祭り客〜
〜祭り客〜
「ああら まあ。よう おいでましたね。 さあ どうぞ どうぞ。」 「あら あら、ようこそ おいでになりましたね。さあ、どうぞ どうぞ。」
「おじぎなしに 今年も みゃぁましたじね。こら、ほんね えなげなもんで ございましが ちょんぼし。」 「では、遠慮なく。今年もお参りしましたよ。これは、ほんとに、粗末なものですが、ほんの少しほど。」
「あら こらまた ろーちきなもの。今年は できが わりちいことでしたが。」 「あら、これは またたくさんに。今年は、収穫が悪いということでしたが。」
「おかげさんで あんまあ 虫もちかず わぁと できましたが。」 「いや、それでも、おかげさまで、害虫つかなく、わりあいたくさんできました。」
「だんだん だんだん。ようこそ ようこそ。さ、なんの おかまえもしませんが、おちらとしてごしなはい。」 「ありがとうございます。ようこそ ようこそ。さあ さ、何のおもてなしもできませんが、ゆっくりとしてください。」
「そげね されんでも じぎなしに よばれましけん。」 「いやいや、そんなに 気を遣われなく。遠慮なく いただきますから。」
「さ、ふとち、キーッと やってごしなはい。」 「さあさ、一献 きゅうっと やって下さい。」
「だんだん。だんだん。ちぎーちぎーに やぁましけん。」 「ありがとうございます。ゆっくりと いただきますから。」
 
※「出雲のことば早わかり辞典」(牧野辰雄氏著)に掲載されているコラム「こばしま」を引用させていただきました。コラム「こばしま」は、「平田だんだん」の会で昭和60年から平成2年まで発行されていた季刊情報紙「平田ふるさと情報」に掲載分と、「平田ふるさと情報」の編集委員の一人でもあった地元童話作家の常松秀延先生のオリジナルな書き下ろしを転載したものです。
 ”こばしま”とは、平田弁で「昼食と夕食との中間食で午後3時〜4時ごろの食」と言う意味で別に「はしま」とも言われいます。