「出雲のお祭り」を紹介するコーナー。
 〜 「ボタンまつり(大根島) - 4月下旬〜5月上旬 - 」 〜
 島根県を代表する花は「ボタン」です。
 島根県と鳥取県の県境に位置する中海に浮かぶ大根島(だいこんしま・八束町)はボタンが全国的に有名で、およそ300年前から栽培されていました。
 もとは中国から薬用に輸入されたものですが、大根島は大昔の海中火山で溶岩と火山灰からなる弱酸性の土であるため、草花の栽培には好適で特にボタンに適していることから全島至るところで作られています。
 4月下旬から5月上旬にかけて、大根島は島全体がボタンの花で彩られます。この時期になると県内外から多数の観光客が押し寄せるので、普段は静かな島もこの時ばかりは大賑わいになります。道路沿いに車を止め、畑でボタンの鉢植えを購入する姿もあちこちで見られます。
 現在、松江市、境港市、美保関町と堤防道路、水門橋で結ばれており、大山・皆生温泉から松江・出雲大社・玉造温泉に至る中間地点で便利も良く且つ風光明媚なことから観光バスのルートとなっています。

【よく行きます。by uehama】
 大根島は妻の実家なのでよく行きます。この時期になると、どこを見渡しても大輪のボタンと交通渋滞の車ばかり…。
 それにしても、「さすがボタンの産地!」というだけあって、どの家庭の庭にも必ず一株か二株かは植えてあります。色も赤、白、ピンク、黄色、紫と多彩!
 皆さんのゴールデンウィークの予定に『ボタン鑑賞』を加えてみてはいかがですか?

●薬用人参
 ボタン以外に有名なのが、『薬用人参』。約200年前(安永年間)、松江藩の財政を補う事業として始められたと言われています。当時、北は松前藩、南は薩摩藩まで全国に広がっていた栽培地が明治以降はほとんど消滅しました。しかし、その中で八束町は長野県、福島県と共に国内の三大産地の一つに数えられ、県内では唯一の薬用人参の産地です。
 ここで生産されるものは雲州人参と呼ばれ、その人参根は本場高麗人参に並ぶ世界の最上級品として海外市場でも高く評価されています。国内消費では、粉末、エキス等に加工され健康(薬用)食品として珍重されています。