「出雲のお祭り」を紹介するコーナー。
〜 「一畑薬師二才児祭り・四才児お礼参り(平田) - 4/29〜5/8 - 」 〜
本殿
庭草踏み行事
導師の法話
二才のお子様がすくすくと健やかに成長するように、四才のお子様のお礼まいりと一生の無事成長をご祈願する祭りです。
この祭りは古くからの伝統によるもので、その昔、我が子の眼病平癒のために一心不乱になって、お堂の周りを御真言を唱えながらまわり、遂にはその眼病を平癒したというある両親の強い信仰心と、我が子への愛情に因んで行われる行事です。
当時、お堂のまわりには薬草の茂る薬草畑があり、その上を踏みしめて歩くために「庭草踏み行事」と言います。今日に受け継がれ、法要のあとは、お子様とご両親とともにお堂を回ります。
「庭草踏み行事」の後、本堂前に集まって導師の法話を聞きます。期間中は、大勢の人が我が子を連れて参拝し、親子で「お百度」を踏んでお子様の無事成長を祈ります。最後に、お札とお守りをお授けします。
一畑薬師は「目のお薬師様」として知られ、全国から参拝者が訪れる禅宗、一畑薬師教団の総本山です。平安時代の894(寛平6)年に一畑山のふもと、赤浦海岸の海中から、漁師の与市が引き上げた薬師如来を本尊として祭ったのが始まりです。
与市の母親の盲目が開いたり、戦国時代には、因幡国新左衛門の幼児が助かったことから一畑薬師は「目のお薬師様」「子供の無事成長の仏様」として昔から、人々の信仰を集めています。
1月8日には、その年の星まわりを良くし、運が開けるように祈願する「海運星祭り」が行われます。
昔からの歌に「目のくもり やがて晴れ行く 医王山 これぞ 日本一畑の寺」のように事を志す人の心身の目をお開きくださるという「開運星祭り」は年々盛大になっています。
一畑で収穫したお茶の葉を本堂裏に湧き出る水で煎じた御茶湯(おちゃとう)は眼病に効くとされ、持ち帰る人も多いそうです。