「出雲そば」について解説するコーナー。
〜 そばと健康 〜

 「高血圧にはそばが効く」というのはよく聞く話ですが、そばの効用はそれだけではありません。そばには米や小麦などの何倍ものビタミンが含まれています。
 まずは、ビタミンB。B1・B2・B6が米や小麦粉の2〜3倍も含まれています。ビタミンBは疲労感をとり、食欲を増進させ、イライラ感を鎮める働きをもっています。
 ところで、何故、そばは高血圧にいいのでしょうか。それは、そばがルチンやリノール酸、ビタミンEを含んでいるからです。これらは、毛細血管を丈夫にし、血圧を下げ、更に動脈硬化を防ぐ働きをします。ビタミンEは老化防止にも良いです。ルチンは水溶性なので、無駄なくとるためには、そば湯を必ず飲むことです。出雲そばなら、「釜揚そば」を食べれば合理的ですね。
 昔から「酒飲みはそばを喰え」とよく言います。それは、そばに含まれるコリンというビタミンB群の一つが肝臓に脂肪が付くのを防ぎ、肝硬変や脂肪肝、強いては肝臓がんの防止になるからです。愛飲家の方はぜひ実践しましょうね。

 
 神代そばでの取材中、テーブル上に「栄養分析」の書き物があったので、ご紹介します。
神代そばの栄養分析(30代男性1食分との比較)
割子の栄養
 多く含まれるもの  ビタミンB1、鉄、亜鉛、食物繊維
 少し不足するもの  塩分、脂質、たんぱく質
 含まれないもの  ビタミンC、ビタミンA、カルシウム
とろろ割子の栄養
 多く含まれるもの  ビタミンB1、鉄、亜鉛、食物繊維
 少し不足するもの  塩分、脂質、たんぱく質、ビタミンA
 含まれないもの  ビタミンC、カルシウム
島根県(松江健康福祉センター) (社)島根県栄養士会
 上記の不足分は、そばのトッピング(油揚げ、天ぷらなど)やその他の料理で補うと良いでしょう。
 
制作協力:神代そば