酒蔵での出来事を酒造道具、スタッフを交えて紹介するコーナー。
− No.27 −
●酒蔵の作業

【精米開始

 今年収穫された酒造好適米が続々入荷されてきました。現在入荷されているのは「五百万石」と「神の舞」で、どちらも島根県の酒造好適米です。この酒造好適米の入荷に合わせて精米師は一足早く蔵入りし、当面の酒造りに必要な米を次々と精米していくわけです。


【玄米】
品種、産地毎に区分けして積み上げられる。

【玄米をセットする】
ホッパー内に玄米を入れると、昇降機により玄米タンクまで輸送される。

【精米機・本体】
高速で回転する金剛ロールにより米の表面を削りとりながら、目標の精米歩合まで精米していく。

【精米機・制御部】
精米歩合、回転数、温度、時間等を設定・表示。

【白米タンク】
精米終了後の白米はこのタンクに貯まるので、規定の重量に袋詰めする。精米終了後の米は摩擦による熱を帯びるため、その温度を徐々に下げ、米粒内の水分の分布を均一にし、室温と湿度になじませるために寝かせる(枯らし)。

【糠タンク】
各々のタンクに糠が貯まる(自動切り替え)。
 
 
●酒造道具紹介
【高圧洗浄機】
 各種酒造道具の洗浄には、ささらやブラシなどと併用して高圧洗浄機が使用されます。ささらやブラシは主に木製の道具や比較的小さい道具を洗うのに使用し、高圧洗浄機は大きい道具や蔵内洗浄などに使用しています(現在、酒蔵では精米と並行して蔵内洗浄が行われています)。
 使用方法は、まず試桶又は半切に水を貯め、その中に吸入口を入れます。あとは、水を少量ずつ出しながら、噴出口を操作するだけです。高圧洗浄機はプランジャーポンプによる高圧水を噴射することによって少量の水で能率的に洗浄作業ができ、高い壁や天井など手の届かない個所でも楽々洗浄できます。
 高圧洗浄機と言えば、思いつくのが「コイン洗車場」。よく利用していますが、毎回あの高圧力には驚かされます。水が出たとたんに体が押し戻されるくらいですから、かなりの高圧力なのでしょう…。間違って手に当たってしまうと、もう涙、涙…。
 最近では、ホームセンター等でコンパクトサイズの洗浄機とかホース先に付けるノズルをよく見掛けます。蔵人さんも何人か持っており、農器具の泥落としに大活躍しているそうです。