お酒と健康について紹介するコーナー
「 どのくらい飲んだら酔っ払う?」
 酒を飲んだ後、一時的に現れるさまざまな症状はアルコールの直接の作用と代謝物であるアセトアルデヒドの作用が加わって生じる。まず初期にはその時その人の心理的、社会的状況で陽気になったり、不平をいったり、愚痴っぽくなったりなどの兆候が出現する。そしてアルコールの摂取量が増加すると、頭痛、吐き気、嘔吐、めまい、動悸などの症状が現れることはよく知られている。それらの症状には個人差があるが、血中アルコール濃度による大体の身体的な症状の目安を表1に示した。
表1 飲酒量と血中アルコール濃度
酒量 血中濃度 からだに表れる酔いの状態
日本酒1合
ビール1本
ウィスキーシングル2杯以下程度
0.05%以下 顔面紅潮、疲労感軽減
日本酒1〜3合
ビール1〜3本
ウィスキーシングル3〜7杯以下程度
0.05〜0.15% 脈拍・呼吸がやや促進、四肢運動活発、多弁、発揚状態
日本酒3〜5合
ビール3〜5本
ウィスキーシングル7〜10杯以下程度
0.15〜0.25% 運動失調(千鳥足)、吐き気・嘔吐、呼吸促進、言語障害
日本酒5〜7合
ビール5〜7本
ウィスキーシングル10〜15杯以下程度
0.25〜0.35% 高度の酪酊、顔面蒼白、脈拍微弱、嘔吐、歩行困難、意識混濁
日本酒7合
ビール10本
ウィスキーボトル1本以上程度
0.35%以上 意識喪失、呼吸麻痺、徐脈、死に至る

※「酒学事始」より引用させていただきました。発行元:(株)プロジェクト、著者:多田學