お酒と健康について紹介するコーナー
「 お酒が好きな人はアルコール依存症になるのか?」
 酒を飲んでいるうちに酒から抜けられなくなるアルコール依存症。わが国ではアルコール依存症が全国で二百万人以上いるといわれ、一般的にはアルコール中毒と呼ばれている。幻聴や幻覚などの症状が出る病気のことだと思っている人があるが、必ずしもそのような症状があるとは限らない。アルコール依存症で入院している人の中でも、そのような症状がある人は約30%程度である。自分はお酒が切れてもそんな症状がないから大丈夫と思っている人の中にも、アルコール依存症が大勢いるので注意が必要である。発生率は働き盛りの四十歳代が最も多いが、最近は社会環境の変化とともに若者や女性の中に依存症が増加しているのが特徴である。
表2 アルコール依存度チェック
全日本断酒連盟のアル中チェックリスト
1.酒を飲んで仕事をサボルことがる。
2.飲んで家庭に波風が立つことがある。
3.飲んで人から不評を買う。
4.飲んだ後で深く後悔する。
5.毎日同じ時間に飲みたくなる。
6.飲まないと眠れない。
7.翌朝また飲みたくなる。
8.外で一人でも飲む。
9.飲むと家庭のことに無関心になる。
10.酒のため経済的危機に陥ったことがある。
11.おじけを除くために飲む。
12.自信をつけるために飲む。
13.不安からのがれるために飲む。
14.飲むと友人を見下したくなる。
15.飲むと仕事の能率がひどくなる。
16.飲むと向上心がなくなってしまう。
17.飲んで完全に記憶を失ったことがある。
18.飲んで仕事上のミスをしたことがある。
19.飲んで医者にかかったことがある。
20.酒のため病院に入院したことがある。
<診断>
心当りの項目が三つで中毒症の危険がある。四つ以上ではアルコール中毒症。

※「酒学事始」より引用させていただきました。発行元:(株)プロジェクト、著者:多田學