日本酒は世界のどんな酒の中でも、一番アルコール度数の高いお酒です。皆さんの中には「ウイスキーやブランデーの方が アルコール度数は高いんじゃないか?」と思われている方もいると思います。 ウイスキーやブランデーは、日本酒のような醸造酒(ウイスキーの場合は 大麦を発酵させたビールのようなもの、ブランデーはぶどう酒)を蒸留して、 アルコール度数を人為的に高めています。蒸留する前の発酵液のアルコール度数は10度にも満たないのです。 一方、日本酒は、出荷するときに加水調整をしてアルコール度数を低めます(基準アルコールが15度以上16度未満)。出来上がったばかりの原酒は何と20度もあり、このアルコール度数は世界のどんな酒と比べても断然1位です。 では、何故日本酒はそのように高いアルコール度数が出せるのでしょうか。その理由は日本酒を仕込む時、原料である米・麹・水を一度に容器に入れずに3〜4回に分けて行います(段仕込)。これによって糖化と発酵が平行して行われ(平行複発酵)、理想的にアルコールの生成が行われるのです。