「ラベルの表示項目」を解説するコーナー

 表ラベル編 〜
表ラベルの@〜Hについて、毎回一項目取り上げ解説していきます。



▲弊社の表ラベルを元に作成
F原材料
 原材料は、日本酒を醸造するもとになるものを言います。日本酒の原材料には、『米、米麹、醸造アルコール、糖類』などがあります。
 米は、「酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)」と呼ばれる酒造りに適した米を使用します。
 米麹は、酒造好適米を使って造った麹を使用します。
 醸造アルコールは、「本醸造タイプ」のお酒に使用されます。原料は、甘庶、糖蜜、デンプン質原料等さまざまですが、いずれも酵母による発酵法でつくられています。それを高度の連続式蒸留機で蒸留して得られる純粋なアルコールで、癖が少なく、軽快感があり、醸造酒の風味によく一致するアルコールです。

 ところで、「醸造アルコールを添加したお酒は悪酔いする」というのをたまに耳にしませんか?
 しかし、清酒マニアの間で断然人気沸騰中の吟醸酒・大吟醸酒は、ラベルにしっかりと「醸造アルコール」の記述が入っています。ですから、単純に「アルコール添加酒=悪酔い」は間違いだということは分かります。
 あの純粋無垢な醸造アルコールを添加したがために清酒が悪酔いするのだったら、ほとんどが同じ醸造アルコール(を水で希釈したもの)である焼酎(甲類)はひどく悪酔いするはずです。でも、現実にはそのようなことはなく、むしろ焼酎の方が悪酔いもしないし酔い覚めもよいとの評判が一般化しているほどです。
 この誤解は酒不足時代のメチルアルコール事件も遠因になっていると思いますが、「純米酒なら悪酔いしない」という一部の思い込みにあるようです。高純度の醸造用アルコールは吟醸酒の芳香溶出を促す効用もあり、純米酒でも飲みすぎれば悪酔い必至です。

 原材料は非常に重要ですが、それに『抜きん出た酒造技術』がプラスされていることを忘れないで下さい。あとは、お客様のきき酒で判断して下さい。