新鮮な食材が揃う城下町松江で、
明治29年より酒造りを続けて参りました。
代表銘柄「豊の秋」の名付けの通り、
すべての五穀の豊穣を祈り食文化の創造に貢献します。
これからも皆様に至福のひとときを提供できるよう、
伝統技術を継承しつつ、
より質の高い酒造りに邁進して参ります。
料理に合わせて、飲む酒を選び、
ゆったりと、じっくりと食をたのしむ。
米田酒造のお酒は料理と一緒に
お飲みいただくことをオススメしています。
蔵人は今
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NEW
ちょっとしたお出かけにオススメの「豊の秋グッズ」
営業の河角です。まだまだ肌寒い日がありますが、梅や椿の花も咲きはじめ春の近づきを感じる3月。 これから晴れた日のちょっとしたお出かけに役立つ豊の秋の「甚吉袋」を紹介します♪ 甚吉袋(じんきちぶくろ)とは、昔お酒を運ぶ時の手提げ袋です。上の写真は白色の甚吉袋です。これから春の日差しに可愛らしい白色がとっても似合います♪ こちらは深緑の甚吉袋です。汚れが目立ちにくいのでどんなシーンにでも使いやすいです。男性に人気でこれからの「父の日」のちょっとしたプレゼントにおすすめです♪ サイズは高さ22cm、幅18.5cm、マチ7.0cmとなっており、300mlサイズの瓶なら2本入ります。 もちろんちょっとしたお買い物の財布入れや小物入れに丁度良いサイズ感です♪ まもなく春本番!豊の秋の「甚吉袋」でお出かけをもっと楽しくしましょう♪「豊の秋のオンラインショップ」や米田酒造店舗でお求めいただけます。
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春の訪れ
春の陽気が多くなってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。営業の河角です。 当蔵店舗の庭にある梅の花が開花しました。梅は桜よりも早く開花するので一足先の春が庭に春の訪れをしらせてくれています。 ピンク色の可愛らしい梅の花です。たくさん蕾もついているので見ごたえもあります。 こちらの庭を眺めながら「豊の秋」を茶室で楽しむ体験イベント「豊秋庵」を3月も予約を受付しております。四季折々の花を見ながら是非お楽しみください! 椿も咲いていたので、こちらも載せておきます♪
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酒母と酵母
前回の記事のときは今季最強寒波が到来していましたが、今回は4月並みの暖かさです。 さて、豊の秋では4種類の酵母を使い、すべて速醸酒母で酒造りをしています。 この酒母の造り方として、「速醸」とは別に「山廃」という方法があります。どちらも明治期に開発され酒造りが近代化されました。「山廃」の手法を開発したのは松江出身の嘉儀金一郎先生です。 そして酵母の話。豊の秋で現在使っているのは、きょうかい701号、きょうかい901号、きょうかい1801号、島根K-101です。 きょうかい701号は、上撰や本醸造酒に。きょうかい901号は、金五郎や雀と稲穂などの純米酒に。きょうかい1801号と島根K-101は、吟醸酒に使います。 逆に言うと、純米酒には発酵力の強い901号を、甘い香りが欲しい吟醸酒には1801号をなどという感じで使い分けます。 島根K-101は、吟醸酒用に使うきょうかい901号みたいな位置づけの酵母です。 酵母の名前の末尾につく「01」は泡なし酵母であることを表します。泡ありだった酵母から泡なしの酵母が発見されたことよって酒造りの生産性があがりました。この泡なし酵母が発見された場所が島根県の酒蔵なんです。 そういうわけで、きょうかい901号はきょうかい9号が元になっているわけですが、9号は現代の吟醸酒造りにインパクトを与えた酵母です。これを熊本で分離・培養したのが松江出身の野白金一先生です。 島根と酒の関わりというと神話の時代に遡りがちですが、じつは日本酒の近代化にも大いに関わっています。