蔵人は今

立春朝搾り2022を仕込みました

酒蔵はいま

2022年1月13日、「立春朝搾り」のモロミを仕込みました。

立春朝搾りは、2月4日の夜も明けない早朝に搾って瓶詰めし、その日のうちに加盟酒販店さんがお客様にお届けするという予約販売制のお酒です。

 

モロミが順調に発酵すれば、仕込んでから搾るまでの期間はだいたい一定になるのですが、それでも決まった期日に仕上げるっていうのは神経を使います。

 

モロミを順調に発酵させるには、お米(蒸米)の溶け具合をコントロールしなければなりません。

 

お米が溶けなければ味わいが生まれませんし、溶けすぎても思うような良い酒になりません。

 

豊の秋の吟醸仕込では、朝に蒸したお米を半日程度さらします。こうすることで再び硬くなり、ゆるやかに溶けるようになります。
お弁当のご飯は冷めても柔らかいのが良いですが、お酒にする蒸米は硬くてパラパラとするようなのが良いですねえ。

 

 

仕込むまでの間に混ぜ返して水分のムラをなくします。この時の蒸米の温度は6度でした。手も真っ赤になります。

 

そうこうして夕方になるころにようやくタンクに仕込みます。

 

「豊の秋 立春朝搾り」を買えるお店をこちらのページで紹介しています。
https://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=1657