蔵人は今

  • ちょっとしたお出かけにオススメの「豊の秋グッズ」

    その他

    営業の河角です。まだまだ肌寒い日がありますが、梅や椿の花も咲きはじめ春の近づきを感じる3月。
    これから晴れた日のちょっとしたお出かけに役立つ豊の秋の「甚吉袋」を紹介します♪

    甚吉袋(じんきちぶくろ)とは、昔お酒を運ぶ時の手提げ袋です。上の写真は白色の甚吉袋です。これから春の日差しに可愛らしい白色がとっても似合います♪

    こちらは深緑の甚吉袋です。汚れが目立ちにくいのでどんなシーンにでも使いやすいです。男性に人気でこれからの「父の日」のちょっとしたプレゼントにおすすめです♪

    サイズは高さ22cm、幅18.5cm、マチ7.0cmとなっており、300mlサイズの瓶なら2本入ります。

    もちろんちょっとしたお買い物の財布入れや小物入れに丁度良いサイズ感です♪

    まもなく春本番!豊の秋の「甚吉袋」でお出かけをもっと楽しくしましょう♪「豊の秋のオンラインショップ」や米田酒造店舗でお求めいただけます。

     

  • 春の訪れ

    雲州松江の風景

    春の陽気が多くなってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。営業の河角です。

    当蔵店舗の庭にある梅の花が開花しました。梅は桜よりも早く開花するので一足先の春が庭に春の訪れをしらせてくれています。

    ピンク色の可愛らしい梅の花です。たくさん蕾もついているので見ごたえもあります。

    こちらの庭を眺めながら「豊の秋」を茶室で楽しむ体験イベント「豊秋庵」を3月も予約を受付しております。四季折々の花を見ながら是非お楽しみください!


    椿も咲いていたので、こちらも載せておきます♪

  • 酒母と酵母

    酒蔵はいま

    前回の記事のときは今季最強寒波が到来していましたが、今回は4月並みの暖かさです。

     

    さて、豊の秋では4種類の酵母を使い、すべて速醸酒母で酒造りをしています。

     

     

    この酒母の造り方として、「速醸」とは別に「山廃」という方法があります。どちらも明治期に開発され酒造りが近代化されました。「山廃」の手法を開発したのは松江出身の嘉儀金一郎先生です。

     

    そして酵母の話。豊の秋で現在使っているのは、きょうかい701号、きょうかい901号、きょうかい1801号、島根K-101です。

     

    きょうかい701号は、上撰や本醸造酒に。きょうかい901号は、金五郎や雀と稲穂などの純米酒に。きょうかい1801号と島根K-101は、吟醸酒に使います。

    逆に言うと、純米酒には発酵力の強い901号を、甘い香りが欲しい吟醸酒には1801号をなどという感じで使い分けます。

    島根K-101は、吟醸酒用に使うきょうかい901号みたいな位置づけの酵母です。

     

    酵母の名前の末尾につく「01」は泡なし酵母であることを表します。泡ありだった酵母から泡なしの酵母が発見されたことよって酒造りの生産性があがりました。この泡なし酵母が発見された場所が島根県の酒蔵なんです。

     

    そういうわけで、きょうかい901号はきょうかい9号が元になっているわけですが、9号は現代の吟醸酒造りにインパクトを与えた酵母です。これを熊本で分離・培養したのが松江出身の野白金一先生です。

     

    島根と酒の関わりというと神話の時代に遡りがちですが、じつは日本酒の近代化にも大いに関わっています。

     

     

     

  • 2024年立春朝搾りの様子

    雲州松江の風景

    営業の河角です。2月4日に行われた立春朝搾りの様子を紹介します。

    この日の早朝から山陰の酒屋様にきていただきました。

    須衛都久神社の神主様にきていただき「無病息災」「家内安全」「商売繁盛」を祈願していただきました。

    祈願が終わると参加者様全員と記念撮影を行いました。

    そして積み込みを開始。今年も事故なく無事に全ての方へお渡しできました。

    立春の日を祝う「立春朝搾り」。特別な日に大切な時間に楽しんでいただけるように来年もまた頑張りたいと思います!

  • 1月の出雲大社にて

    雲州松江の風景

    営業の河角です。今年の一月上旬に出雲大社行く機会があり写真を撮ってきました。

    この日は天気も良く、多くの参拝者の方がいました。

    出雲大社といえば島根県飯南町でつくられる「大しめ縄」。みなさん上を見ながらしめ縄の大きさにビックリしていました。

    多くの酒樽の中に当蔵の奉納した酒樽がありました。今年も「豊の秋」を通じてたくさんの方に魅力をお伝えできればと思います!

  • 大寒と大吟醸仕込み

    酒蔵はいま

    2024年の大寒、今季最強寒波に見舞われました。

     

    蔵では(おそらく全国の酒蔵でも)大吟醸の仕込みの時期です。この最も寒い時期を利用して長期低温発酵を狙います。

     

    豊の秋では、吟醸酒など高精白米を使う酒の仕込みの掛米は朝に米を蒸した後、5~6時間は蔵の中の冷たい空気にさらしてから仕込みます。こうすることで、あえて蒸米を硬くしてモロミ中でゆっくりとけるようにします。こうした点でも気温が低いことは高級酒造りにとってありがたいことです。

     

     

    しかし、今年の酒米はそもそもが例年になく硬い!ので、蒸してから仕込みまでの時間を大幅に短くして仕込むことにしました。

     

    これが吉と出るかは約1か月後です。

  • 立春朝搾りと大吟醸仕込み始まる

    酒蔵はいま

    蔵では令和6年元日にも酒をしぼっておりました。これでR5BYの序盤に仕込んだ酒を搾って中盤戦へという流れです。

     

    序盤は、今年の米の出来を探り探りでの仕込みとなり、モロミの経過や実際に搾った酒の出来からそれ以降の対策を立てます。

     

    1月に入ると、立春朝搾りや大吟醸の仕込みがあります。

     

    立春朝搾りは2月3日の深夜から4日の未明にかけて酒を搾ってすぐに瓶詰めしてその日のうちに酒屋さんが引き取るという商品です。

     

    立春朝搾りについて

    https://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=377

    豊の秋の立春朝搾り

    https://www.meimonshu.jp/modules/sakeshops/index.php?page=detail&lid=31

     

    酒は微生物によって造られるので、必ずしも決まった日にベストの状態で搾れるとも限りません。いろいろな状況で、搾る日は前後します。この立春朝搾りは2月3日の深夜には搾れるように管理していくという点で非常に神経を使います。

     

     

     

     

  • 豊の秋の周りにある風景

    雲州松江の風景

    営業の河角です。米田酒造の近くには大橋川が流れおり、蔵と水辺の風景をいくつか紹介します。

    大橋川沿いには多くの舟が停泊しており、情緒ある風景が広がっています。

    この日は良く晴れており水鳥も気持ちよさそうに過ごしていました。米田酒造にお立ち寄りの際はそんな水辺の風景もお楽しみください。

  • お正月のおすすめスポット

    雲州松江の風景

    皆様新年あけましておめでとうございます。営業の河角です。お正月らしく松江市の神社「八重垣神社」に去年の初詣の様子を紹介します。

    こちらの八重垣神社はヤマタノオロチの難を避けるためにクシナダヒメが避難したといわれる場所で、子授・安産や縁結びとしても人気があり正月は多くの参拝客でにぎわいます♪

    しめ縄もお正月を感じさせてくれます。

    特徴的な狛犬でした。

    本殿から少し離れたところに人気スポットがあります。

    1つ目は稲田姫命が地面に立てた2本の椿の枝が芽吹いて1本になったという言い伝えがある「夫婦椿」で、一心同体、愛の象徴として神聖視されています。まさにご縁のパワースポットです。

    「鏡の池」とは稲田姫命が八岐大蛇の難を避けるため、八重垣にお隠れになった時に飲料水とし、また御姿をお写しになられた池と伝えられています。またご縁を占う事のできる池として多くの観光客や女子旅でも人気スポットとなっております。

    池に占い用紙に浮かべ硬貨(10円か100円)をそっと乗せて早く沈めば(15分以内)縁が早く、遅く沈む(30分以上)と縁が遅いそうです。また自分の近くで沈むと身近な人、遠くで沈むと遠方の人とご縁があると伝えられています。恋愛や結婚に限らず様々な縁や願い事にもつながっているそうなのでぜひやってみてください。

  • R5BY しぼりたて続々     

    酒蔵はいま

    ただいま新酒が次々と搾られています。

     

    今年度の純米吟醸のしぼりたてとして、「純米吟醸 かんなび」のしぼりたて生原酒を発売しました。

     

    「純米吟醸 かんなび」は豊の秋の中でも新しい方のお酒なので、馴染みのない方もまだ多いのではないかと思います。

     

    落ち着いた感じの多い豊の秋の中で、分かりやすく華やかな香りが立つお酒です。

    硬質の島根県産五百万石を使うことで、甘さと酸味のバランスが取れてキレ良いのが特徴です、

     

    さらに今年のしぼりたて生原酒は炭酸ガスが溶け込んでおり、舌の上でチリチリと弾ける感触が気分を華やかにしてくれます。冷やしてワイングラスで飲むのが合うお酒です。

     

    ぜひ文字通りフレッシュでフルーティーなしぼりたての風味を楽しんでいただきたいです。

     

    豊の秋 純米吟醸 かんなび しぼりたて生原酒