蔵人は今

  • 梅酒の炭酸割り

    その他

    営業の河角です。毎日暑い日が続いています。そんな時にぴったりな当蔵の雲州梅酒の炭酸割りを紹介します♪

    当蔵の梅酒は島根県雲南市三刀屋町産と松江市八雲町産の厳選された梅の実を使用しております。その梅の実を豊の秋の清酒に昔ながらの製法でしっかり3ヶ月漬けていきます。甘すぎない味わいで今まで梅酒は飲めなかったけど豊の秋の梅酒は大好きですとお喜びの声をいただきます。

    氷を入れてお好みで梅酒を入れて炭酸水で割ります。おすすめの割合は梅酒1:炭酸水3です♪当蔵の梅酒は割っても味わいはしっかり残るので美味しく楽しめますよ。

    今年の夏は当蔵の梅酒で夏を楽しんでみませんか?

  • 地伝酒をしぼっています

    酒蔵はいま

    前回、地伝酒のモロミに木灰を添加してから数日後、木ふねで搾りました。

     

    しぼりたてからさっそく赤褐色になっています。

     

     

    アミノ酸と糖が多く、さらに木灰を入れることによって中性~弱アルカリ性になっているため、アミノカルボニル反応(メイラード反応)がよく進んでいるためと思われます。そのため、今この時点でもパンを焼いた時のような香ばしい匂いが漂っていますが、加熱調理するときには、ほどよい焼き色と食欲をそそる香りとなります。

     

     

    さて、搾り粕は木灰が混ざっていてとても食用になりませんので、松江郊外の茶畑の土に還っていきました。

     

     

     

  • 雨の豊秋庵の風景

    雲州松江の風景

    営業の河角です。米田酒造店舗にある茶室で日本庭園を眺めながら豊の秋と山陰の肴をゆっくりお楽しみいただける毎月定期開催中の「豊秋庵」(ほうしゅうあん)。全席屋根付きの席で雨でもお楽しみいただけます。そんな雨の風景の一部を紹介します。

    しっとりとした雨の雰囲気が庭全体を包んでいました

    豊秋庵のある庭では「もみじ」もたくさんあり、今時期は新緑が美しく、秋は紅葉します♪雨もまた雫がキレイに葉を伝っていました。

    敷石も雨にぬれこの時期らしい風景が楽しめます。

    多くの木々に誘われて様々な生き物達が訪れてきます。この日は蝶々が羽を休めていました。鳥もやってくるので、さえずりを聞きながら楽しむ事ができるかもしれません。

    昔からあるような備品も多数あります。雨の風情がより時代を感じさせてくれます。

    雨が少しずつ弱くなってきたころ葉に残る雨粒が宝石の様にキレイに光っていました。

    雨雲が過ぎさり青空がすこし見えてきました。雨の日でも楽しめる「豊秋庵」雨だからこそ感じるこのできる風景や自然の音を楽しんでみてはいかがでしょうか。ご予約は弊社インスタグラムや「しまね観光ナビ」の体験・現地ツアーからご予約できますので是非ともご参加ください。

  • 地伝酒の灰入れをしています

    酒蔵はいま

    7月の酒蔵は地伝酒のしぼりの時期です。

    3月に仕込んでから約4カ月発酵させていることになります。清酒は仕込んでから3~4週間程度でしぼっています。

     

    地伝酒は、しぼりの直前のモロミに「木灰」混ぜるのが製法の特徴のひとつです。

    これは延喜式にも見られる古くからある製法です。

    木灰を入れることによって酒を酸性から弱アルカリ性にし、酸敗を防ぎ保存性を高める狙いがあるようですが、料理酒としてこの弱アルカリ性と木灰由来のミネラルが抜群の効果を発揮します。(※地伝酒を現代に復活させた米田酒造の出雲地伝酒は火入れもしています)

     

    さて、島根ではサザエが7月に禁漁になったばかりです。

    ふるさと納税の返礼品で島根のサザエを手に入れる方もいらっしゃるでしょう。出雲地伝酒もふるさと納税返礼品に登録しています。

    というわけで、出雲地伝酒を使ったサザエご飯のレシピをご紹介します。

     

    材料(4人前)

    A

    ・サザエ 大3個

    ・水 2.5カップ(500ml)

     

    B

    ・出雲地伝酒 大さじ1

    ・しょうゆ 大さじ1

    ・砂糖 小さじ1/2

     

    C

    ・米 2カップ

    ・Aのゆで汁+Bの煮汁 2.2カップ

     

    作り方

    1. Aの水を鍋で沸騰させたらサザエを入れ、アクを取りながらゆでる。茹で汁はCのためにとっておく。

    2. 茹でたサザエから身を出して細かく切り、Bでさっと煮て取り出しておく。

    3. 炊飯器にCを入れ普通に炊く。(目盛線まで足らなかったら水を足す)

    4. 炊き上がったらサザエを入れて15分蒸らす。

    できたらさらに

    5. おひつに取り、小口切りのみつ葉を混ぜ合わせる。

     

     

    出典:農林水産省「うちの郷土料理」さざえ飯 島根県

     

     

  • 梅の収穫のお手伝い

    雲州松江の風景

    営業の河角です。6月上旬に松江市八雲町に梅の実の収穫のお手伝いに行ってきました。

    キレイな梅の実がたくさんありました。今年は気候も安定しており生育も順調だったそうです。

    この日は天気も良く、最高に気持ち良かったです。皆さんと1つ1つ手作業で梅の実を収穫していきました。

    一粒が大きくて、果物のような感覚でもぎ取っていきました。八雲町の自然の中で育まれた梅。収穫のお手伝いで当蔵の梅酒をより知れた貴重な体験となりました。

    こうして収穫された梅の実はこれから選別され、厳選されたものが当蔵に届きます。届いた梅は1つ1つ丁寧にヘタを取り除き、当蔵の清酒に漬けていきます。

    当蔵では松江市八雲町産と雲南市三刀屋町産の梅を使用した梅酒を販売しております。今年も無事に梅酒の仕込みも終わりました。島根の自然に育まれた梅の実を使用した梅酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

  • 漬け物用酒粕 出てます

    酒蔵はいま

    今年の漬け物用酒粕の販売が始まってます。冬から春にかけて販売する(白い)酒粕と元は元は一緒ですが、これは漬け物用酒粕としてあえて熟成がすすむように貯蔵しているものですす。

    秋口までは漬け物用酒粕として販売したあとは、これを蒸留して焼酎を造ります。その焼酎は市販し、地元のかまぼこの原料にもなります。また自社のみりんの原料にもなります。

     

    この夏は豊の秋の酒粕と、それからできる焼酎その焼酎を原料にしたみりんで奈良漬けを作ってみませんか?

  • 豊の秋 新イベント始まります

    その他

    営業の河角です。東本町の店舗にて豊の秋の新イベントが始まります。その名も「豊秋庵」(ほうしゅうあん)です。昭和時代に造られた茶室と日本庭園で豊の秋を楽しめます♪ 日本庭園では多くの樹木と灯篭や蹲(つくばい)があり四季折々の風情を楽しめます。東本町ならではの「商家」の中にあるお庭です。建物に囲まれた中に庭園がある事に皆様、きっとビックリされると思います。

    そこに茶室「豊秋庵」がございます。同じ棟の以外にも「末次亭」という茶室もあります。まさに「非日常」でのゆっくりとしたひとときをお過ごしくいただけます。

    苔や砂利が共存し「出雲庭園」ともいわれる、この地の文化を楽しめるお庭となっています。※諸説あります。

    木や水と光を感じる庭に茶室の中で豊の秋を楽しめるひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。今後も茶室やイベントの詳細をあげていきますので乞うご期待ください♪

    ↓下記に詳細を載せております。毎月定期開催を行いますのでぜひお越しください。

  • 2023年の梅酒を仕込んでます

    酒蔵はいま

    6月の酒蔵は梅酒仕込みに追われます。

     

    雲南市三刀屋町と松江市八雲町の南高を主とした青梅を使います。

     

    南高がこんなに早く採れたことはなかなかない、と三刀屋の方が言っておられましたが、例年より10日は早い梅酒仕込みとなりました。

     

    産地から集荷の連絡があったらすぐに引き取りに行き、追熟しないうちに仕込んでしまいます。

     

     

    この梅をこれから約3か月間、日本酒と氷砂糖に浸けてしっかりとエキスを抽出します。

     

     

    雲州 梅酒

  • 令和4酒造年度全国新酒鑑評会製造技術研究会

    酒蔵はいま

    先日発表がありました、令和4酒造年度全国新酒鑑評会では弊社「豊の秋 大吟醸」は金賞ならず入賞でした。

     

    https://www.nrib.go.jp/data/kan/shinshu/award/R04.html

     

    過去2年連続で金賞を取っていただけに残念でしたが、じゃあ他社と比べてどうだったのか、それを実際に利き酒して確かめられる「製造技術研究会」に行ってきました。

     

    「製造技術研究会」は酒類総合研究所がある東広島市で開催されます。これには酒造関係者のみが参加でき、出品されたすべての酒を利くことができます。

     

    会場では国税局管轄別にレーンが設定されており、↓写真右側の長蛇の列は東北地方の酒が並ぶレーン、左側の長蛇の列は灘の酒が並ぶレーンです。

     

     

    同じところを目指した酒がこれだけ並び、一度に比較できると、金賞に届かなかった部分がより良く分かります。

    豊の秋について言えば、この出品酒は仕上げの部分は多少違いますが、市販酒と同じラインで造ります。今年到らなかった部分を修正していくことで市販酒のレベルを上げていくけます。

    来年度はここに金色のタグがかかるように精進します。

     

     

    全国新酒鑑評会受賞酒ってどんな酒か味わうチャンスがあります。

    全国日本酒フェア2023令和4酒造年度全国新酒鑑評会公開きき酒会にどうぞお出かけください。

    2023年6月16日(金)・17日(土) 東京池袋サンシャインシティ

    https://sakefair.com/index.html

  • 松江の夕暮れ

    雲州松江の風景

    営業の河角です。今日は日頃、撮りためている写真の中から松江の夕暮れを載せてみました。

    ↑宍道湖大橋の一枚です。

    写真の右側は当蔵のある東本町の街が広がっています。

    最後は末次本町に一枚です。ノスタルジックな雰囲気が個人的に大好きな一枚です。また松江の風景を載せたいと思います♪