蔵人は今

  • 最強寒波到来のなかの仕込み

    酒蔵はいま

    前回、大吟醸の仕込みが控えているのでもう少し寒くなってくれればなあと書いたところ、よりによって10年に一度の最強寒波到来です。

     

    酒母室から眺める松江城。

     

    蔵のあちこちの水道の凍結防止の措置を施したり、敷地の除雪、郊外にある仕込水の採水場の積雪の状況など、心配事がたくさん。

    立春朝搾りは上槽間近、大吟醸の仕込みの最中とあってどんなことがあっても休むわけにはいきません。。。

     

    さて、こう寒くなりすぎると、蔵の中も蒸米も仕込水も冷え切ってしまいます。そのまま仕込むと仕込み温度が下がり過ぎてその後の経過に影響します。

     

    仕込みの時に、冷えた蒸米を再び温めるようなことはしないので、仕込水を温めることで目標の温度で仕込めるようにします。

     

    仕込水を冷やす機械はあっても温める機械がないので、和釜のなかで温めたりするようなことをします。

     

    なんやかやで最強寒波はなんとか乗り切れてほっとしてます。

  • 大雪の松江

    雲州松江の風景

    営業の河角です。先日寒波の影響で松江市には積雪31センチが観測されました。豊の秋の周辺の様子を撮ってみました。

    水取りに行くトラックもタイヤが雪に埋まっていました。

    豊の秋の店舗前。風も強く、10メートル先も見えませんでした。

    入り口の金具も雪がついていました。

    松江新大橋の様子。

    店舗近くの大橋川。

    水鳥もすごく寒そうでした。

    山もうっすら白くなっていました。雪の風景も今後お見せできればと思います。

  • 2023年立春朝搾りを仕込んでます

    酒蔵はいま

    1月中旬、松江でも4月上旬ごろの暖かさ。

     

    ちょうど2023年の立春朝搾りを仕込んでいる最中です。

     

    「立春朝しぼり」についてはこちら

    https://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=377

     

    ほとんど外気温まかせの当蔵では、吟醸造りのためには気温はなるべく低い方が嬉しいです。

     

    朝9時ごろ、朝の冷たい空気を利用して蒸米を冷まします。これを半日ぐらい空気にさらしてあえて蒸米を硬くしてから仕込みます。

     

    ご飯は冷えてももちもちと柔らかいのが良いと言われますが、酒造りでは、とくに吟醸造りの長期低温発酵に耐えるように硬くてパラパラとほぐれるのがいいなあと思うわけです。

     

    1月下旬からは大吟醸仕込みが始まります。寒さが戻る予報に期待します。

  • 松江消防署による出初式

    雲州松江の風景

    新年になり、松江消防局による出初式が1月7日に行われました。放水演技が松江城内堀で開始。多くの消防団員が空に向かい勢いよく放水していました。

    この日はあいにくの雨でしたが、その様子を沢山の方が見学されていました。

    多くの消防車が並んでいました。小さなお子さんが喜んで「すごーい♪」とはしゃいでいました。

    松江市を守る消防団による見事な放水演技は圧巻でした。また来年も楽しみにしています♪

  • 松江の初雪

    雲州松江の風景

    営業の河角です。12月19日に島根県に寒波がやってきて松江市に初雪が降りました。積雪はあまりなかったのですが、この日の松江市の最高気温は1度と道路は凍結しました。雪が降ると市内は必ずといっていいほど朝、車の渋滞が起こるので早起きして出勤します。僕はこの日45分早く家を出てもギリギリでした(汗)

    塩見縄手周辺の様子。

    堀川遊覧船の乗り場。この日は運航を中止していました。

    宍道湖の様子。風がとても強く宍道湖も荒れていました。

    松江城にも、うっすら雪が。今後、松江市の雪の景色も紹介できればなと思います。

  • R4BY 木ふね搾り

    酒蔵はいま

    今冬の豊の秋しぼりたて新酒第一弾となる純米木ふね搾りは、12月19日にしぼりました。

     

     

    「木ふね」という圧搾機でしぼるとオリが多くなりがちです。

     

    今回しぼってから23日出荷までの間が少なく、オリが下がりきらないところで瓶詰めしたので、普通のお酒に比べてうっすらと霧がかかったように見えるかもしれません。

     

    そういうところも、「木ふね」でしぼったばかりの無ろ過生原酒の醍醐味と楽しんでいただければ幸いです。

     

    しぼりたて 純米 豊の秋 超辛口木ふね搾り 生原酒

     

     

  • 島根県の酒器

    雲州松江の風景

    10月に行われた島根窯元展に行ってきました。酒器を中心に紹介していこうと思います。 

    島根県には多くの窯元が多くあり、いろんな色や形がありとても面白かったです。

    酒器だけでも個性が光っていました。

    ↑鮮やかな青色の酒器。

    ↑シンプルな白の酒器。

    ↑かっこいい黒の酒器でした♪

    個性的な窯元さんもあり、とても楽しい島根窯元展でした。個人的にお気に入りの酒器を購入して豊の秋を楽しみました♪とっても美味しかったです♪

  • R4BY 初しぼり

    酒蔵はいま

    12月14日、全国的な今季最強寒波到来で、松江でも初雪が降るなかR4BY最初の上槽でした。

     

    やはりピリっと冷えた空気のもとだと香りも冴えて感じます。

     

    流れ落ちるしぼりたての新酒からは、溶け込んだ炭酸ガスがジュワジュワと音を立てています。

     

    このあとは、純米木ふね搾りの上槽が待っています。

     

     

     

     

  • R4BY 限定吸水

    酒蔵はいま

    吟醸仕込み始まりました。吟醸仕込みでは限定吸水という方法で米を洗い吸水させます。

     

    品種毎はもちろん、同じ品種でも産地が違えば水の吸い方が違ってくるので、秒単位でコントロールしていきます。

     

     

    今仕込んでいる吟醸酒は大晦日や元日あたりで搾るようになりそうです。

  • R4BY 初甑

    酒蔵はいま

    初甑(はつこしき)。今シーズン初めての米を蒸し、待ったなしの酒造りが始まりました。

     

     

    去年の感覚を思い出しながら、今年の気候や米の状態を探りつつ作業を進めています。

     

     

    最初のしぼりたてはクリスマス頃の発売を予定しています。