漬け物用酒粕 出てます
今年の漬け物用酒粕の販売が始まってます。冬から春にかけて販売する(白い)酒粕と元は元は一緒ですが、これは漬け物用酒粕としてあえて熟成がすすむように貯蔵しているものですす。
秋口までは漬け物用酒粕として販売したあとは、これを蒸留して焼酎を造ります。その焼酎は市販し、地元のかまぼこの原料にもなります。また自社のみりんの原料にもなります。
この夏は豊の秋の酒粕と、それからできる焼酎、その焼酎を原料にしたみりんで奈良漬けを作ってみませんか?
今年の漬け物用酒粕の販売が始まってます。冬から春にかけて販売する(白い)酒粕と元は元は一緒ですが、これは漬け物用酒粕としてあえて熟成がすすむように貯蔵しているものですす。
秋口までは漬け物用酒粕として販売したあとは、これを蒸留して焼酎を造ります。その焼酎は市販し、地元のかまぼこの原料にもなります。また自社のみりんの原料にもなります。
この夏は豊の秋の酒粕と、それからできる焼酎、その焼酎を原料にしたみりんで奈良漬けを作ってみませんか?
6月の酒蔵は梅酒仕込みに追われます。
雲南市三刀屋町と松江市八雲町の南高を主とした青梅を使います。
南高がこんなに早く採れたことはなかなかない、と三刀屋の方が言っておられましたが、例年より10日は早い梅酒仕込みとなりました。
産地から集荷の連絡があったらすぐに引き取りに行き、追熟しないうちに仕込んでしまいます。
この梅をこれから約3か月間、日本酒と氷砂糖に浸けてしっかりとエキスを抽出します。
先日発表がありました、令和4酒造年度全国新酒鑑評会では弊社「豊の秋 大吟醸」は金賞ならず入賞でした。
https://www.nrib.go.jp/data/kan/shinshu/award/R04.html
過去2年連続で金賞を取っていただけに残念でしたが、じゃあ他社と比べてどうだったのか、それを実際に利き酒して確かめられる「製造技術研究会」に行ってきました。
「製造技術研究会」は酒類総合研究所がある東広島市で開催されます。これには酒造関係者のみが参加でき、出品されたすべての酒を利くことができます。
会場では国税局管轄別にレーンが設定されており、↓写真右側の長蛇の列は東北地方の酒が並ぶレーン、左側の長蛇の列は灘の酒が並ぶレーンです。
同じところを目指した酒がこれだけ並び、一度に比較できると、金賞に届かなかった部分がより良く分かります。
豊の秋について言えば、この出品酒は仕上げの部分は多少違いますが、市販酒と同じラインで造ります。今年到らなかった部分を修正していくことで市販酒のレベルを上げていくけます。
来年度はここに金色のタグがかかるように精進します。
全国新酒鑑評会受賞酒ってどんな酒か味わうチャンスがあります。
全国日本酒フェア2023令和4酒造年度全国新酒鑑評会公開きき酒会にどうぞお出かけください。
2023年6月16日(金)・17日(土) 東京池袋サンシャインシティ
R4BYのしぼりたて 純米吟醸 生原酒 が特に美味しいと言っていただいています。
大吟醸は別にして、モロミを搾るときはなるべく酒が取れるようにそれなりの圧力をかけて搾ります。
この酒に関しては、(豊の秋の)他の吟醸酒に比べてかなり低い圧力で搾ったものなので、かなり雑味が少なくキレの良い仕上がりになってます。
また、島根K-101、きょうかい1801号の2種類の酵母でそれぞれ造った原酒をブレンドしています。
島根K-101は、いわゆる酢酸イソアミル系の酵母でこれで造る豊の秋の酒はキレが良く熟成に向く一方、香りが穏やかなため、次に挙げるきょうかい1801号の酒と比べると地味な印象になりがちです。飲みやすいけど物足りない、、、みたいな。
きょうかい1801号は、華やかな吟醸香(豊の秋ではパイナップルっぽい香りに感じます)が多く出るため、口に含んだ一瞬のインパクトはある一方、香りが浮きすぎたり熟成に向かない面もあります。楽しいけど飽きる、、、みたいな。
毎年それぞれの原酒の味と香りを見極めてブレンドして仕上げているのが「しぼりたて 純米吟醸 生原酒」です。
今年はブレンドがハマったのかなあと喜んでいるところです。
4月29日、4年ぶりに酒蔵開きを開催しました。
その中の企画のひとつとして酒蔵落語会があります。
木造の雰囲気と和釜による音の反響が良いんだと、かれこれ11年もここで落語していただいています。
お客さまからはここは普段何をする場所なんですか?と聞かれます。
この場所は酒蔵の2階にあります。高座の後ろにあるのが和釜(1階に現役のものがある)で、この上に甑(こしき)を据えて蒸した米を仕込みの時まで冷ます場所ですと答えます。
1階で蒸した米をここに担いで上がって、半日近く冬の冷たい空気にさらします。その後1階の仕込みタンクまでまた担いで歩きます。吟醸酒などはそうやって仕込みます。
4月上旬、今シーズン全ての清酒を搾り終え、できた酒の数量を確定して「皆造」となりました。
最強寒波が到来したり、とても米が硬かったりと苦労したシーズンでした。
こうして造った酒を今後安定した酒質で出荷できるよう安全に貯蔵するため、火入れを行っていきます。
この日は量の多い酒の火入れだったので「蛇菅」を使ってのタンク火入れです。蔵の中には燗酒の匂いが充満します。
この工程が無事に終わったところでようやくすべての終わりを実感します。
R4BY、搾りを待つモロミもあとわずか。ということでシーズン最後のにごり酒を取ります。
豊の秋のにごり酒はモロミを裏ごし器で軽くふるって取っていきます。手作業で少しずつなのであまり量を作りませんが、地元では根強いファンいる隠れた人気商品です。
3月中旬、今期の全ての清酒の仕込みを終えました。
、
仕込みを終えたといっても、これから約20日間発酵させ、搾って火入れ貯蔵しなければなりません。
そして地伝酒やみりんの仕込みもあるので酒造りはまだ終わりではありません。
このところの4月~5月並みの暖かさは、冬の冷たい空気を利用したい私たちとしてはちょっと厳しい暖かさです。
今シーズンの大吟醸の搾りをすべて終えました。
豊の秋の最高級酒、大吟醸斗びん取りは、袋吊りという方法でモロミから漉された酒を一斗瓶に採ったものです。
時間差でいくつもの斗びんに採り分けた酒は、斗ビン毎に滓のからみ方の違いなどからそれぞれに微妙に味が違います。これらの中からいちばん良い斗ビンの酒を鑑評会に出品します。
2月上旬、特別純米「雀と稲穂」を仕込みました。これは、しぼりたて特別純米生原酒として3月下旬ごろの発売を目指しています。
今年は、いつもの大きなタンクでの仕込みに加えて、小さなタンクでも仕込んでみました。
これは留仕込で、掛米の改良雄町(精米歩合58%)を投入しているところです。
タンクが小さくなることで吟醸造りに近い温度管理をしやすくなるってことで、どんな感じに仕上がるか楽しみです。